「展開図」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「展開図」の意味とは
展開図とは、ヘアスタイルの設計図を意味するヘアケア用語です。
一般的な展開図には、まず人物の頭部の図が描かれており、さらに頭部の各部位から引き出された毛束(パネル)が記録されています。
個々のヘアスタイルに対して、パネルを引き出す方向や切り口の角度などが指定されており、その通りにカットすることで特定の髪型を再現することができます。
ヘアスタイルが複雑になるほど、その分パネルの数が増え、また指示する内容も詳細になります。
各パネルの幅や長さが記録されている展開図もあれば、カーブを付けるコツや毛量の調整など具体的な情報が書き加えられているケースもあります。
「展開図」の基本的な書き方
展開図の記録方法は美容室や美容師個人によって異なると言われています。
この記事では、より一般的な展開図の書き方について説明します。
基本的な展開図では、頭部が「トップ」「ミドル」「アンダー」の3セクションに分けられていることが多いです。
トップは、主に前頭部から頭頂部付近までのエリアを指します。
ミドルは、トップの後ろの境目から耳の高さまでのエリアのことで、側頭部を含みます。
アンダーは、ミドルの後ろの境目からうなじの生え際までのエリアのことです。
より複雑なヘアスタイルになると、さらにセクションが分かれる場合があります。
各セクションにパネルを記録する場合、切り口の角度が直角になる方向に縦スライス(※)を描くのが一般的です。
(※縦スライスとは、頭部に対して垂直に引き出した板状のパネルのことです)
こうすることで、各セクションの縦スライスを指示通りの角度に引き出せば、あとは切り口が直角になるようカットするだけで同じ髪型を再現できます。
例えば、グラデーションカットの場合、各セクションから0度以上90度未満の角度(※)に伸びる縦スライスを記録します。
(※垂直線に対する角度で、下端を0度とし上端を180度とします。)
逆に、縦スライスが各セクションから90度以上の方向に書かれている展開図を再現すると、レイヤーカットに仕上がります。
一方、ワンレングスは全セクションの縦スライスを0度の方向に向けてカットします。
また、ボブの場合は仕上がり時に肩よりも上の高さになるよう書く…といったように展開図に各パネルの長さを指定するケースもあります。
展開図は仕上がり時の図ではないので、各パネルのつながりを意識しながら作成する必要があり、また既存の展開図を参考にする場合にも、頭の中で各パネルの図から仕上がりのイメージを構成できるほどの想像力を鍛えておかなければなりません。
「展開図」の例文・用例
展開図を使った例文・用例を紹介します。
●ヘアスタイルを展開図に記録する。
●展開図を参考にしてヘアスタイルを再現する。
SNSでの「展開図」の使われ方
美容院行ってきた(*’▽’)今の担当さん展開図めっちゃ理解してるからほんとすき。でも毎回来店の時の受付が初めてこの店行ったときに担当してくれた人できまずいwww
— ✧Kumi-Trs✧ (@k_m_t_r_s) November 12, 2021
昨日は旦那の髪の毛切って娘の前髪切って父の髪の毛も切って姪っ子の髪の毛も切った!
もう美容師ではないから完全独学。
展開図を考えながら切るからめっちゃ時間かかるけどイメージ通りに切れたから嬉しい?✨
美容師続けてたらもっと攻めたスタイルも切れるんだろうなー…— SYP★ (@sayapu0000) August 15, 2021
「展開図」の類義語
展開図の類義語はありませんでした。
「展開図」の対義語・反意語
展開図の対義語・反意語はありませんでした。