「2.5次元」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-04-02

「2.5次元」の意味とは

2.5次元とは、2次元と3次元の間にある世界という意味です。

「2.5次元」とは「2次元と3次元の間」を意味しており、平面の世界の2次元と立体の世界の3次元の間を表しています。

具体的には2次元とはアニメやマンガやゲームなどの平面世界を表しており、3次元とは現実のリアルな世界を表しているのです。

また2.5次元はどちらかというと2次元から派生しており、元が2次元の作品などを3次元の俳優さんなどが忠実に再現をすることなどを指すことが多くなっています。

こちらの具体例ではミュージカルや舞台などとなり、題材がアニメやマンガなどを元にした物を指しているのです。

つまり2次元の世界にしかなかった作品を、現実世界のひとが忠実に再現して演じることによって生まれる世界が2.5次元となります。

そして2.5次元の作品をつくるにあたって重要なことは、俳優さんなどが個性を消して作品の当時人物になり切ることなのです。

「2.5次元」の語源

2.5次元は、2次元と3次元の間という意味を数字で表したものが語源となっています。

昔からアニメなどを原作とした舞台やミュージカルは存在しており、今でいう2.5次元作品というものは多々ありました。

しかし2.5次元という言葉自体は、近年になり出てきた言葉で具体的には2000年代に入ってから使われはじめた言葉となっています。

2000年代以降になって公演された、ミュージカル「テニスの王子様」が人気となったことがキッカケとなり広まっていきました。

その後も少女マンガ原作のミュージカルや舞台が次々にヒットし、2014年には「日本2.5次元ミュージカル協会」というものが設立されたほどです。

このようにして大きなヒットを生んだミュージカル作品を機に、2.5次元という単語は広く浸透していきました。

「2.5次元」の歴史とは?

2.5次元は、昔から分類することのできた分野の文化です。

当時は2.5次元という表現はされていなかったものの、現在で言えばこれに当てはめることのできる作品が多数ありました。

その代表的な作品例を挙げていきますので、参考までにチェックしてみてください。

「ベルサイユのばら」

こちらはまだ1974年に公開された、宝塚歌劇団によるミュージカルです。

ベルサイユのばらはマンガであり、アニメ化もされた代表的な2次元作品となっています。

その作品を宝塚歌劇団がミュージカル化をしており、今で言う2.5次元作品となっているのです。

いわば2.5次元作品の元祖ともいえる作品でしょう。

「美少女戦士セーラームーン」

こちらは1993年に公開されたミュージカル作品となります。

原作はマンガで、アニメ化もされた作品です。

そのためこちらも今で言う2.5次元作品に分類できます。

シリーズとして何代もミュージカル作品が公開されており、2.5次元作品の定番と言えるでしょう。

「テニスの王子様」

こちらは上記で紹介した作品で、2003年に公開されました。

説明の通り、この作品の人気がキッカケとなり2.5次元という言葉が広く使われるようになったのです。

2.5次元という言葉を広めるキッカケとなった、火付け役の作品と言えるでしょう。

「刀剣乱舞」

こちらは2015年に公開された作品です。

初回の公演後も人気は続き、今でも爆発的な人気を誇っている2.5次元の代表的な作品となっています。

現在の2.5次元作品の人気を牽引する、新たな代表作品と言えるでしょう。

「2.5次元」の例文・用例

2.5次元

2.5次元を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●平面でしか観れなかったものが、目の前で生で見れることが2.5次元の 魅力だと思う。
●どうしても見たい2.5次元 の舞台があるんだけど、チケットが手に入らない。

SNSでの「2.5次元」の使われ方

「2.5次元」の類義語

2.5次元の類義語は、「舞台化、ミュージカル化」です。

2.5次元とは元が2次元の平面作品を、リアルな現実で忠実に再現するという意味でした。

そのため何かしらの作品を「舞台化」あるいは、「ミュージカル化」することと言い換えられ、そのままこれらの言葉が類義語として挙げられます。

「2.5次元」の対義語・反意語

2.5次元の対義語は、「アニメ化、実写化」です。

意味は、2次元作品にすることと3次元作品にすることです。

2.5次元とは、2次元と3次元のあいだの世界を指していました。

つまり2次元、もしくは3次元に振り切れているものが対義語となります。