「こどおじ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-06-04

「こどおじ」の意味

こどおじとは、社会人になって暫く経っても、実家の子供部屋で暮らす成人男性ことです。

揶揄する意図で使用します。「子供部屋おじさん」の略語です。

「こどおじ」の特徴

こどおじのイメージは、40歳以上の、中年・中高年になっても親元から離れることなく精神的・社会的に自立できていない人です。

高給取りのサラリーマンでも、実家暮らしならこどおじと呼ばれることがありますし、単に、実家に住むニートや引きこもりの人に対して使われるケースもあります。

また、ネット上では、自身を「こどおじ」であるとカミングアウトし、自室を公開する人もいます。

「こどおじ」の起源

こどおじの起源は、2014年、ネット掲示板2ちゃんねる、格闘ゲーム板のウメハラ総合スレにあります。

「ウメハラ」とは、当時、格闘ゲーム界で「神」と讃えられていた、プロゲーマー梅原大吾さんのことです。

この人の自室がテレビ番組にて放送されたとき、そのスレで「まるで子ども部屋だ」と馬鹿にした人がいました。対して、「実家暮らし子供部屋おじさんがプロゲーマーのライフスタイルに説教垂れるって歪んでない?w」とのレスが付きました。

この一連のやりとりから、「こどおじ」が使われる様になりました。

「こどおじ」の社会的問題

こどおじが事件や社会的な問題としてとりあげられることがあります。

例えば過去に、70代の親が40代のこどおじを刺殺する事件がありました。

また、こどおじは、「8050問題」とも直接的に関係しています。

「8050問題」とは、親が80歳代でその子が50歳代という関係で、子どもが引きこもり状態にあり、親の生活支援に頼っている状況のことです。

なお、1999年に「パラサイト・シングル」という造語が普及し、問題になっていました。

「パラサイトシングル」とは、学卒後もなお親と同居し、生活を親に依存している未婚者のことです。

その20年後に「こどおじ」が流行っているのを、このパラサイト・シングルの層がそのままシフトした現象だととらえる意見もあります。

「こどおじ」の例文・用例

こどおじを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ニートも含まれるけど、こどおじ=ニートではないな。
●いつまでもこどおじは嫌だ。実家を出よう

SNSでの「こどおじ」の使われ方

「こどおじ」の類義語

こどおじの類義語は、「ワンルームおじさん」、「うさぎ小屋おじさん」です。

「ワンルームおじさん」とは、ワンルームのマンションやアパートに住むおじさんのことです。略して「ワンおじ」ともいいます。

ワンルームで暮らすような独身で貧乏な人と揶揄する意図があります。

「ウサギ小屋おじさん」とは、ウサギ小屋のような狭い家、部屋で暮らすおじさんという意味です。

「こどおじ」の対義語・反対語

こどおじの対義語は、「こどおば」です。

「こどおば」とは、「子供部屋未使用おばさん」の略で、子供がいない女性のことを指す言葉です。

なお、成人後も実家に住む女性という意味で使用される場合もあります。