「距離梨」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-08-22

「距離梨」の意味とは

距離梨とは、人との距離感を考えない人を指す言葉です。

人付き合いにおいては、適切な距離感というものがありますが、「距離梨」とは、その適切な距離を平気で越えてくる人間のことを指します。

「距離感」という言葉は、物理的な距離の感覚だけでなく、人間関係における心の距離の感覚も表します。

「距離梨」に関しては、物理的な距離ではなく、心理的な距離の感覚が問題となります。

「距離梨」の語源

ここでの「距離」とは、人間関係における距離を指します。

また、「梨」は「なし」と読み、「無し」の当て字として使われています。

つまり、「距離梨」とは「距離が無い」ことから派生して、人との適切な距離感をつかめない人を意味しているのです。

「距離梨」の特徴

「距離梨」と言われてしまう人の特徴は、人の都合をまったく考えないことです。

相手の気持ちを察することなく図々しく人の領域に踏み込んできたり、たとえ親しい仲であったとしても最低限の礼儀や遠慮が欠けていたりする人は「距離梨」と言われてしまいます。

また、「距離梨」と言われてしまう人は、自分が相手を不快な気持ちにさせているという自覚がない場合がほとんどです。

そのため、相手からは、とても厄介な存在だと思われてしまいます。

具体的に言うと、知り合ったばかりにもかかわらず、家に来ようとしたり頻繁に電話をしてきたりする人や、なかなか人には言いたくないようなプライベートな内容を聞いてきたりする人のことです。

「距離梨」の普及の背景

「距離梨」はインターネット発祥で、比較的新しいネットスラングです。平気でズカズカと踏み込んでこられたときの不快感を簡潔に表現しているため、使いやすく、すぐに広まりました。

特に、「職場」において、人間関係の距離感の不一致がストレスとなることが多いようで、その不満や愚痴がインターネット上にたくさんあげられています。

適切な距離感というのは、それぞれの人によって異なっていることも多々あり、「距離梨」と呼ぶ側が不快な思いをした時点で、距離感がうまくつかめていないことになってしまうので注意が必要です。

「距離梨」の例文・用例

距離梨を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●友人の紹介で初めて会った人が、 距離梨でいきなり「今日家に泊めてほしい」と言ってきた。
距離梨の上司に、プライベートなことをたくさん聞かれて疲れた。距離感考えてほしい。

SNSでの「距離梨」の使われ方

「距離梨」の類義語

距離梨の類義語は、人間関係において、適切な距離感を保てない人、他人のことを考えない人という意味を含んだ言葉です。

「KY(空気が読めない)」、「無神経」、「馴れ馴れしい」、「うざい」などがあげられます。

いずれも、周りや相手のことを考えず、自分勝手にふるまったり、礼儀や遠慮に欠けたりしている状態やそのような人に対して否定的に使われる言葉です。

「距離梨」の対義語・反意語

距離梨の対義語・反意語はありませんでした。