「ロコドル」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ロコドル」の意味とは
ロコドルとは、ローカルアイドルの略で、地元を拠点に活動するアイドルという意味です。
「ロコドル」の由来
ロコドルという言葉は、2004年にNHK「ポップジャム」内でMCのつんく♂さんが「ローカルアイドル」のことを「ロコドル」と称して、一般的に認知されるようになりました。
「ローカルアイドル」を英語(local idol)の発音に寄せたものを略したため、「ロカドル」ではなく「ロコドル」となったと言われています。
「ロコドル」の特徴
メディアの中心地である東京ではなく、メンバーの故郷やゆかりの地を本拠地として活動するアイドルのことで、ソロではなく全てグループで活動しています。
「日本ご当地アイドル活性協会」という団体の調べによると、2020年7月の時点では、東京拠点の1,000組を除き、全国で1,997組のロコドルが存在しています。
Wikipediaに地域ごとのまとめが掲載されています。
芸能事務所だけでなく、地方の公的団体や民間で運営されてることが多いのも特徴のひとつです。特に地域の商工会などが運営している場合は、ロコドルに地域のプロモーションを依頼しているケースがほとんどです。
PRのため期間限定で結成されるロコドルもいれば、青森県の「りんご娘」、新潟県の「Negicco」のように、10年を超えても現役で活動するロコドルも多く存在します。
「ロコドル」の活動
アイドルといえばライブパフォーマンスのイメージが強いですが、ロコドルも同じくライブ活動に力を入れているグループが多いです。拠点としている地域のイベントやお祭りなどに出演して歌やダンスを披露することが多く、その歌詞の中で地域の魅力をアピールする楽曲を持つロコドルも少なくありません。地元の人の身近な存在のアイドルとなるため、地域総出で応援されやすくなります。
また、ローカル番組に出演して地域の名所を紹介したり、観光大使になるという活動も見られます。
「ロコドル」のメジャー進出
いまや世界的に有名といっても過言ではないグループ「perfume」も、元は広島県のロコドルでした。
また、国民的アイドルと呼ばれる「AKB48」も、地方ではないですが秋葉原のロコドル出身と位置付けられます。AKB48の姉妹グループには「SKE48」(愛知県)「HKT48」(福岡県)なども、ロコドルからメジャーデビューしたグループになります。
また、現在は女優として活躍する橋本環奈さんは、福岡の「REV.fromDVL」というロコドルの出身です。
「ロコドル」の例文・用例
ロコドルを使った例文・用例を紹介します。
●今日お祭りにきてたロコドルの子、すごい可愛かった~!CD買っちゃおう。
●うちの地元のロコドルが今度全国放送の番組に出るからみんな見てね~!
SNSでの「ロコドル」の使われ方
地元のロコドル、しかもラジオやっててイベントごとだと県内でだいたい駆り出されてて地味に世界デビュー()してる7周年イベしたアイドルレベルになれば声優問題とためはれるとおもう
— スネれん_:(´ཀ`」 ∠): (@Be3Al2Si6Jp) October 15, 2020
広島のロコドルことミカカさんの鳩小屋ライブ楽しかった。生音はやっぱり耳に心地良い。お客が選ぶリクエスト21曲。終演後はファンサしてくれるので私もサインもらった。やったーどうしよう。(どうもしない) pic.twitter.com/lt1Um5NbhV
— Ⓜ️◎▲▲⓪ (@trickymomo) October 15, 2020
「ロコドル」の類義語
ロコドルの類義語は多く存在し、どれも「地方・地元を拠点に活動するアイドル」という意味で使われています。厳密な区分けがあるわけではなく、そのグループやファン、地域のこだわりやトレンドによって使い分けられています。
・地域限定アイドル
・地方限定アイドル
・地域密着型アイドル
・地方アイドル
・ご当地アイドル
・地元アイドル(略は「ジモドル」)
・エリア・アイドル
・まちのアイドル(略は「まちドル」)etc…
「ロコドル」の対義語・反意語
ロコドルの対義語は、「国民的アイドル」です。
地元だけでなく、全国的に有名なアイドルのことです。