「大きいお友達」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-05-08

「大きいお友達」の意味とは

大きいお友達とは、本来は児童を対象としたアニメ・漫画・特撮番組などに夢中になる大人のマニアやオタクを指す言葉です。

「大友(おおとも)」と略されます。

「大きいお友達」の語源

大きいお友達の語源は、子供向けのヒーロー・ヒロインショーなどで司会が本来の対象年齢である子供たちを「小さいお友達」と呼ぶのに対して、大人の観覧者を「大きいお友達」と呼んで区別していたという説があります。

他にも、アニメ「美少女戦士セーラームーン」のイベントで強引な態度をとり、付近にいた子供を泣かせた大人のオタクに対し、声優の久川綾が皮肉として使用した言葉が10年以上たってネット経由で広まりました。

「大きいお友達」の定義

大きく2つの基準によって、定義されています。

  • 年齢・性別
  • 作品

次に2つの基準を解説していきます。

年齢・性別による基準

年齢について明確な基準はありませんが、基本的には18歳以上を指しています。

「大きいお友達」は、女児・少女向けのアニメ・漫画を好む大人の男性のイメージが強いです。

男児・少年向けのアニメ・漫画を好む大人の女性は「腐女子(ふじょし)」と言われることの方が多いため、「大きいお友達」と言われることは少ないです。

作品による基準

児童作品といっても、ディズニーやサンリオ、ジブリなど老若男女さまざまな世代に愛され、大人のファンの存在が当たり前なものにはあまり使われません。

こちらも明確な基準がないので難しいですが、明らかな場違い感が出る作品の大人のファンに対して使われます。

男児向け作品

  • 特撮ヒーロー作品
  • ウルトラマンシリーズ

男児向け作品でメインターゲットの子供たちの母親がファンになることが多いですが、元々狙っていたわけではなく、男児が憧れるようなイケメン俳優を起用したところ結果的に女性ファンがつくようになったといわれています。

女児向け作品

  • 美少女戦士セーラームーン
  • プリキュアシリーズ(ふたりはプリキュア・スマイルプリキュアなど)
  • アイカツ

女児向け作品は男性の大きいお友達をとりこまないようにしているアニメもあれば、近年ではある程度受け入れているアニメもあります。

アイカツやプリキュアシリーズは、公式に大人向けの高額なおもちゃが出ていたり、小さい子供たちと時間帯を分けてイベントを行ったりしています。

女児向け作品を好む大人の女性も存在しますが、男性と違ってあまり目立つことはなく話題にあがらなくなっています。

「大きいお友達」の例文・用例

大きいお友達

大きいお友達を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●子供向けグッズを大きいお友達 が買い占める。
●このゲームには大きいお友達 向けに達人編というレベルがある。

SNSでの「大きいお友達」の使われ方

「大きいお友達」の類義語

大きいお友達の類義語は、「大きいお姉さん」や「大きいお兄さん」です。

大きいお友達を性別で分けただけで、意味は同様に児童向け作品を好む大人の女性・男性のことです。

「大きいお友達」の対義語・反意語

大きいお友達の対義語は、「小さいお友達」です。

子供向け番組の本来のメインターゲット層の幼児や小学生などを指します。