「オキニ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「オキニ」の意味とは

オキニとは、お気に入りという意味の若者言葉・ネットスラング(オタク用語)です。

「お気に入り」のうち「入り」を省略した言い方です。

若者言葉としての「オキニ」と、ネットスラング(オタク用語)としての「オキニ」には、以下のような違いがあります。

・若者言葉:気に入っている物や人
・オタク用語:アイドルやタレントから贔屓にされているファン

それぞれの違いについて説明します。

若者言葉としての「オキニ」

若者言葉としての「オキニ」は、ほとんど「お気に入り」と同じ意味合いで使われることが多いです。

そもそも「お気に入り」とは、「好きなもの」「惚れ込んだもの」といった意味があります。

「お気に入りの服」「お気に入りのお笑い芸人」といったふうに、「あるジャンル(服やお笑い芸人等)の中でも特に好きなもの」という表現も可能です。

同様に「オキニの服」「オキニのお笑い芸人」というふうに言い換えることができます。

オキニの発祥は不明ですが、1990年代頃から若者を中心に使われ始めたと言われています。

オタク用語としての「オキニ」

狭義には、アイドルやタレントから贔屓にされているファンに対する呼称として用いられることがあります。

主に日本の男性アイドルグループ「ジャニーズ」の熱狂的なファン層(通称ジャニオタ)の間で流通している言葉です。

アイドルのメンバーから認知されているファンの中でも、特別な待遇をしてもらえるファンのことを指します。

例えば「ライブで目が合ったり、微笑みかけてくれる」「握手会の時に、他のファンよりも時間が長い」といったものです。

ただし、アイドル側で実際にこのようなサービスを行っているかどうかは不明で、ファン側の勘違いである例もあります。

一般的に、好きなアイドルやタレントのオキニになることは、ファンにとって至上の喜びであると考えられており、またオキニに憧れ、目指す人もいます。

一方で、オキニではないファンにとってはオキニへの贔屓は不公平に感じられ、妬み嫉みの対象となってしまう恐れもあります。

「オキニ」の基準は?よくあるエピソード

オキニと見なされる基準は明確に決まっているわけではありませんが、一般的に以下のような待遇をしてもらえるファンがオキニと判定されます。

・イベントやライブで自分に微笑みかけたり、手を振ってくれる
・名前を覚えてもらっている
・SNSで「いいね」や「リプライ」が返ってくる
・自分の誕生日に新曲が発表される
・配信で他の人より自分のコメントが拾われやすい

「オキニ」と「オキラ」の違いは?

オキニに関連する言葉として「オキラ」があります。

オキラとは、オキニの逆、すなわち「アイドルやタレントから嫌われているファン」のことです。

「お嫌い」を省略した言葉だと考えられます。

例えば「ライブで目を合わせてくれない」「握手会の時の対応が他のファンより素っ気ない」など、自分の愛情に対してアイドルが十分に応えてくれない時に「私、〇〇君のオキラかもしれない…。」といったふうに使います。

ただし、オキニと同様にオキラもファン側の勘違いであるパターンが多いようです。

「オキニ」の例文・用例

オキニ

オキニを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

オキニのお店を友達に紹介する。
●〇〇君のオキニが羨ましい…。

SNSでの「オキニ」の使われ方

「オキニ」の類義語

オキニの類義語はありませんでした。

「オキニ」の対義語・反意語

オキニの対義語は、「オキラ」です。

オキラとは、好きなアイドルやタレントに嫌われているファンのことです。