「老害」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-07-30

「老害」の意味とは

老害とは、周りに迷惑を掛けたり、自分の常識や意見は絶対的であると思い混んでいる高齢者を指す差別的な言葉です。

例えば、足を骨折して電車の優先席に座っていたら「おまえは若いんだから、年寄りの私に席を譲りなさい」など、こちらの事情はお構いなしで図々しい態度で詰め寄ってくるお年寄りを見かけることがあります。

これがいわゆる“老害”です。

少子高齢化が続いていくなか、高齢化が増えるにつれ老害も共に増えていくでしょう。

しかし、高齢者全般が“老害”かと言われるとそうでもなく、ほんの一部のお年寄りだけが“老害”にあたるわけです。

老害の特徴

老害とはどのような特徴を持つ人間なのか解説していきましょう。

一つ目の特徴:「自信過剰・価値観の押し付け」

まず、一つ目の特徴として「自信過剰・価値観の押し付け」であることが挙げられます。

老害は根拠のない自信を持っており、自分の人生や経験を美化しがちです。

例えば、意見の食い違いで老害と口論になった時、間違いなく老害である人は自分の意見を曲げようとしません。

なぜなら、過去の成功体験や実績があり、自分の人生に絶対的な自信をもっているからです。

他者の意見あるいは若者世代の意見は絶対に認めたくないというのが老害の特徴のひとつです。

二つ目の特徴:「短気・せっかち」

次に二つ目の特徴として「短気・せっかち」であることが挙げられます。

小さなことに対して、すぐに怒鳴ってくる人や時間を持て余しているのに催促してくる人などがこの特徴に当てはまります。

例えば、コンビニのお会計で列が出来ていると店員さんに「早くしろよ!遅いんだよ!」と突然キレだしたり、ネチネチとクレームをつけてきたりと迷惑な行動を取ります。

他者からするとその行動の意図が分かりませんが、本人だけにしか理解できない事情でもあるのかもしれません。

しかし、他人に迷惑を掛けているということを老害の皆様方にはぜひ自覚してほしいものです。

「老害」の例文・用例

老害を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●うちの会社の上司は老害だ。
●若い世代の意見を聞かない 老害は困る

SNSでの「老害」の使われ方

「老害」の類義語

老害の類義語は、「長老支配」です。

「長老支配」の意味は高齢者によって支配される政治体制のことを指します。

ほかにも企業の上層部を高齢者が支配している場合なども当てはまります。

「老害」の対義語・反意語

老害の対義語は、「ガキ(餓鬼)」・「老益」です。

「ガキ(餓鬼)」の意味は、子供を蔑称する際に使われる言葉です。

「老益」は自分の意見ばかりに誇りを持たず、他者の意見に耳を傾けることができ、せっかちではなく心に余裕がある老人のことを指します。