「ソー活」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ソー活」の意味とは
ソー活とは、SNSを活用した就職活動のことです。
「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」の『ソー』と「就職活動」の『活』を合体させた言葉です。
SNSの特質である「双方向コミュニーケーション」の『双(ソー)』を由来とする、とも考えられています。
また「ソーシャル(social)」から『So活』と表記される場合もあります。
主に『LINE』『Twitter』『Facebook』『Instagram』などのSNSで行われている就職活動の総称です。
求職者が行う一般的なソー活には、以下のようなものがあります。
・学歴や経歴、経験などのプロフィールをSNSに掲載して企業にアピール
・コメント機能を用いて企業とコミュニケーションを図る
・志望する企業のSNSアカウントから情報収集
一方、より多くの志望者を募ったり、採用者を選別するための施策をSNSで展開している企業も多いです。
例えば、以下のような取り組みが行われています。
・採用情報の掲載
・志望者とのコミュニケーション
・社内で開催されるイベントの案内
・そのほか社に関する様々な情報発信
このような企業側の取り組みを含めて「ソー活」と言う場合もあります。
ちなみに「ソー活」は2011年頃から広まった動きで、12年には流行語大賞にもノミネートされました。
この時期から取り組まれるようになった背景として、生まれつきインターネット社会と接してきた世代(デジタルネイティブ世代)が新卒の求職者として参入してきたことが起因していると考えられています。
昨今においてSNSを活用した就職活動、および企業の取り組みは、以前よりも増して積極的に行われているものの「ソー活」という言葉自体はあまり見かけなくなりました。
「ソー活」のメリット&デメリット
ソー活では、志望者が気軽に自己PRや企業に関する情報を集めやすくなったほか、企業側にとっても志望者の人物像を把握しやすくなったメリットがあります。
一方で、ネットで意見することの信用性の低さや内向性を問題視する風潮から、採用基準の一つとして評価しない企業も少なくありません。
また、ソー活が広まった12年以降「採用の質が落ちた」という批判もあり、必ずしも全ての企業が受け入れている事象とは言えません。
この場合、SNSでは簡易的な自己PRや情報収集に留め、面接対策に注力するなど、企業方針に沿って就職活動を進めていく必要があるでしょう。
「ソー活」の注意点
志望者にとってSNSは便利なツールである一方で、むしろ就活の足を引っ張ってしまうケースもあります。
たとえば、TwitterやFacebookなどの投稿型のSNSでは、就活とは関係のない発言も企業に閲覧されてしまう可能性があります。
もし過去の投稿の中に「反社会的な発言」「誹謗中傷」「愚痴」「不適切なメディアコンテンツ」など世間的な印象の悪いものが含まれていれば、採用候補から外されるリスクが高まります。
「ソー活」の例文・用例
ソー活を使った例文・用例を紹介します。
●ソー活ばかりで実際に足を運ばなかった。
●ソー活している求職者の過去の発言をチェックする。
SNSでの「ソー活」の使われ方
就活の中でソー活(ソーシャルネットワーク就職活動)が流行っていること。フェイスブックで100人以上友達がいると1時突破になる企業などがあるようです。(R.N.ミスター○○)
— フニオチbot (@funiochi_bot) May 12, 2020
採用広報の潮目が変わってきたのは、FacebookやtwitterといったSNSが日本でも知名度を増してきた頃です。
特に新卒採用、大学生の就職活動においては「ソーシャル就活(ソー活)」なんて言われ方もしましたね。
— 佐野創太@新刊Amazon1位?:「会社辞めたい」ループから抜け出そう!(サンマーク出版) (@taishokugaku) July 21, 2020
「ソー活」の類義語
ソー活の類義語は、「ソーシャルリクルーティング」です。
「ソーシャルリクルーティング」とは、SNSを用いた企業側の採用活動のことです。
「ソー活」の対義語・反意語
ソー活の対義語・反意語はありませんでした。