「ソロ充」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ソロ充」の意味とは

ソロ充とは、単独行動を好み、一人だけの生活を楽しめる人を指す言葉です。

本来、リアル(現実)の生活が充実している人を指す「リア充」から派生したネットスラングの一つですが、現代の若者の特徴を表す用語としてマスメディアで取り沙汰されることもあります。

「ソロ充」の特徴と傾向

ソロ充の詳しい特徴・傾向を見てみましょう。

一般的に、ソロ充は以下のような特徴・傾向を持っていることが多いです。

1.グループで楽しむ娯楽も一人が良い
2.マイペースである
3.多趣味である
4.「一人」をネガティブに感じていない
5.「友達の数」を気にしない

以下、各特徴の詳細を説明します。

1.グループで楽しむ娯楽も一人が良い

ソロ充は日常生活を一人で過ごすことに価値を置きますが、娯楽や趣味、食事も例外ではありません。
読書のような一人で没頭できるような趣味はもちろん、カラオケや焼肉、ディズニーランドのような一般的に複数人で楽しむような娯楽も、ソロ充は一人でチャレンジします。
俗に言う「一人焼肉」「一人カラオケ」「一人ディズニー」といった造語がありますが、他人に気を使わずに自分のペースとタイミングを優先できるため、彼らにとってはむしろ有意義な時間を過ごせるのです。

2.マイペースである

他人に気を使ったり、空気を読むことにストレスを感じるソロ充の行動は、常にマイペースです。
勉強や仕事、メールの返信はもちろん、歩くスピードや食べるペースまで他人に合わせるようなことはしません。
待ち合わせの時間を守らないこともしばしばあるでしょう。
特に飲み会や合宿のような人が多いイベントには顔を出さないことが多いです。

3.多趣味である

「一人」を好むということは、多くの友達がいなくても楽しみがあるということです。
つまり、常日頃から好奇心旺盛で趣味が多いからこそ、一人でも充足した生活を送れるのかもしれません。
また、一人でもくもくと趣味に没頭するあまり個人的なこだわりが強くなってしまい、他者と価値観を共有できない…なんてことも多いようです。

4.「一人」をネガティブに感じていない

一人でいる時間が多い生活に対して、ネガティブな印象を持っている人も少なくありません。
しかし、ソロ充は多くの時間を一人で過ごすことをポジティブに捉えています。
また、このような自分自身の価値観に自信を持っているため、「周囲から孤独で寂しいと思われているんじゃないか」といった不安を感じることも無いです。

5.「友達の数」を気にしない

ソロ充は友達がいないから一人で過ごしているわけではありません。
むしろ、ソロ充の中には多くの友達に恵まれている人もいたりします。
あくまで一人で趣味や娯楽を楽しむことに大きな価値を感じ、積極的に「一人」を選択しているのであって、友達の数は全く気にしません。

「ソロ充」と「ぼっち」の違いは?

「ソロ充」の意味に近い言葉で「ぼっち」があります。
客観的に見れば、ソロ充もぼっちも一人で過ごしている点では同じです。
しかし、以下の2点において決定的な違いがあります。

・友達がいるかどうか
・「一人」をポジティブに感じているかどうか

各ポイントについて、以下で説明します。

友達がいるかどうか

ぼっちは友達が欲しくてもいない人を指しますが、ソロ充には友達がいる場合といない場合とがあります。
あくまで一人で自由気ままに過ごすことを好むのがソロ充なので、そもそも友達のあるなしは関係がありません。

「一人」をポジティブに感じているかどうか

ぼっちは一人でいることに不満を持っているのに対して、ソロ充はむしろ幸福にすら感じています。
一人でいたくないのに一人になってしまう「ぼっち」とは異なり、自発的かつ積極的に「一人」を選んでいるのがソロ充です。

「ソロ充」の例文・用例

ソロ充

ソロ充を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●私は「ぼっち」ではなく「ソロ充」です。
●コロナ禍だけどソロ充を満喫できた。

SNSでの「ソロ充」の使われ方

「ソロ充」の類義語

ソロ充の類義語は、「ぼっち」「おひとりさま」「一匹狼」です。

ぼっちとは、友達がいない孤独な人を指す言葉です。

おひとりさまとは、「一人」を丁寧に言う時の言葉で、主に飲食店の一人客に対して使用されます。
近年では、高齢女性を中心に「精神的に自立し、一人の生活を楽しむ人」の意として使われることもあります。

一匹狼とは、仲間の力を借りずに、自分自身の力だけで行動する人を指す言葉です。

「ソロ充」の対義語・反意語

ソロ充の対義語・反意語はありませんでした。