「問題行動(周辺症状)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「問題行動(周辺症状)」の意味とは

問題行動(周辺症状)とは、認知症の人に見られる徘徊、失禁、乱暴行為、食事異常などの行動のことです。

 

認知症の症状は、大きく「中核症状」と「問題行動(周辺症状)」の2つに分けられます。脳の細胞が破壊されることで直接現れる症状を「中核症状」といい、記憶障害、理解・判断力の障害、失語などがあります。「中核症状」の影響で現れる副次的な症状のことを「問題行動」といいます。

進行性の中核症状とは異なり、問題行動には患者の性格や生活環境、心理状態といったものが大きな影響を与えます。そのため、症状の改善には周囲の人の理解や環境を整えてあげることが大切です。

なお、「問題行動」の「問題」とは介護者側から見た概念であることから、現在では患者の人権に配慮して、「周辺症状」と呼ぶことが一般的です。また、英語で認知症の行動と心理症状を表す言葉(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)の頭文字をとって、「BPSD」とも表します。

「問題行動(周辺症状)」の例文・用例

問題行動(周辺症状)

問題行動を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●祖父の問題行動が頻発するようになり、家族皆で心配している。
問題行動は介護者の負担が大きいので、正しい対応策を知っておくことが大切だ。

SNSでの「問題行動(周辺症状)」の使われ方

「問題行動(周辺症状)」の類義語

問題行動の類義語は「周辺症状」、「BPSD」です。いずれも意味は問題行動と同じですが、より、患者の人権に配慮した言い方です。

「問題行動(周辺症状)」の対義語・反意語

問題行動の対義語・反意語はありませんでした。

医療用語

Posted by 亜樹南川