「内因性」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「内因性」の意味とは
内因性とは、そのものの中にある原因という意味です。
私たちは生活している中で、様々な内因性・外因性の要因の影響を受けています。
内因性の発がん要因は、加齢やウィルス感染、慢性炎症、DNAメチルの異常化などが挙げられます。
「内因性」の精神障害について
精神疾患の場合、「内因性」「外因性」「心因性」2つに分けられます。
食欲不振や睡眠障害となって、体にも不調が現れます。
内因性
内因性の精神疾患には、遺伝や胎児期の脳の血流障害が関連し、脳の器質的問題が原因と言われています。
代表的な精神疾患は、「統合失調症」で、考えが上手くまとまらなかったり、妄想や幻想が見えたりします。
また、「双極性障害」も内因性の精神疾患です。
躁とうつの状態を繰り返し、情緒が不安定になったり、無気力になったりします。
外因性
外因性の精神疾患は、身体の疾患や外傷、薬の影響が挙げられています。
加齢によるホルモン分泌異常がもとになるメンタル不調、膠原病が原因のメンタル不調、脳の萎縮が原因のアルツハイマー型認知症、違法薬物の摂取などが、外因性精神疾患です。
心因性
心因性の精神疾患は、心の状態に密接に関連しています。
ノイローゼや反応性うつ病などは、強いストレスにさらされると発症します。
また、子どもの頃のトラウマが原因となり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する場合もあります。
「内因性」の例文・用例
内因性を使った例文・用例を紹介します。
●彼女のメンタル不調は、内因性のもののようだ。
●内因性精神疾患と思ったら、医療機関を受診した方が良いですよ。
SNSでの「内因性」の使われ方
精神障害は概念として「内因性」「外因性」「心因性」に分類される。カウンセリングは主に心因性、精神医学は主に内因性を扱う。
外因性の概念は少し特殊であり、複数のものが含まれており、看護学生は国試対策に理解しておくべき。 pic.twitter.com/HtNqCGyF5h— 精神科医 ぷしこノート(松崎朝樹) (@Psycho_Note) January 3, 2021
肝炎や肝硬変の患者さんで掻痒感を訴える患者さんがいます?
蕁麻疹時に感じるような痒みは抹消性の痒みであり抗ヒスタミン薬が奏功します。
肝疾患の伴う痒みは中枢性の痒み、内因性のオピオイド受容体の活性化が関与しているのでレミッチ(ナルフラフィン塩酸塩)を使用すると良いでしょう。 pic.twitter.com/pFDhg5VEQe— KOUTY@薬剤師のすゝめ (@yakuzaishi1222) July 19, 2020
「内因性」の類義語
内因性の類義語はありませんでした。
「内因性」の対義語・反意語
内因性の対義語は、「外因性」です。
原因が外にあることを意味する言葉です。