「アプレサド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「アプレサド」の意味とは
アプレサドとは、急いでという意味の演奏記号です。
「アプレサド」の語源
アプレサドの語源は、ポルトガル語の「apressado」です。
和訳すると「急いでる」「せっかち、せわしない」といった意味や、「間に合わせ、やっつけ」といった意味になります。
そこから、せかされるようにテンポを上げるような演奏指示を出すときの用語として用いられるようになりました。テンポを指示する速度記号ですが、演奏時の心づもりを表す曲想記号の側面も持ち合わせています。
「アプレサド」と似た音楽用語
アプレサドと同じように使われる音楽用語をいくつかご紹介します。
アフレッタンド
こちらはイタリア語の「affrettando」からきている演奏記号で、この速度記号が登場した場所から直ちに加速する、急いでという指示を出すための記号です。
「速める、急ぐ」「忙しい」という意味の「affretare」に、「~しながら」という「進行」の意味を加える接尾辞である「ando」を合わせてできた言葉です。
プレスト
イタリア語で「急いで」「直ちに、急速に」といった意味をもつ「presto」からくる演奏記号で、こちらも同じく、せかされるように速度を急速に上げる際に用いられます。
「アプレサド」の例文・用例
アプレサドを使った例文・用例を紹介します。
●ここでアプレサドが出てくるので急いでください!
●アプレサドを見落としててテンポが狂っちゃった。
SNSでの「アプレサド」の使われ方
アジタートとかアプレサドとかトリル、ドルチェ、テヌート、フィーネとか他にもいろいろ調べてつけたなー…
— あきと (@aki260) August 19, 2013
指揮者「フハハハハハさぁ、俺様の指揮に従え!鍛え抜かれた精鋭たちよ!アプレサド(急いでください)!群衆(観客)共を震え上がらせてやろうではないか!この数か月の試練を耐え抜いた親愛なる朋(友)よ‼いまこそ才力を発揮する時だ!!!!」
指揮者「アパガドス!貴様の独奏はそれまでだ。」— スケドウダラ@助論リメイク投稿 (@sukesadao) February 16, 2019
「アプレサド」の類義語
アプレサドの類義語は、「アフレッタンド」「プレスト」です。
これらも、「急いで」というニュアンスを含めてテンポを速くするよう指示するための演奏記号です。
「アプレサド」の対義語・反意語
アプレサドの対義語は、「ラルゴ(largo)」「レント(lento)」「アダージョ(adagio)などです。
これらはアプレサドとは反対にゆったりと、のんびりとしたテンポを指示する際に用いられます。