「アルコ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「アルコ」の意味とは
アルコとは、弦楽器の奏法で、弓を使って演奏するという意味です。
「アルコ」の語源
アルコの語源は、イタリア語の「arco」です。
和訳すると「弓」という意味になります。
弦楽器には複数の演奏法がありますが、演奏記号としての「アルコ」は「弓を使って弾いてください」という指示を意味します。譜面には「arco」と表記されるのが一般的です。
弓を使って弦楽器を奏でることを「アルコ奏法」と呼びます。
「アルコ」の特徴
弦楽器の中でも、弓などで弦をこすって音を出す楽器を「擦弦楽器(さつげんがっき)」と呼ぶことがあります。ヴァイオリン、チェロ、コントラバスや、二胡、馬頭琴といったものが挙げられます。
指でつま弾いて音を出すこともできますが、多くの場合は弓を用いて演奏します。
木製の棹に馬のしっぽなどの毛が張られた道具で、棹の端を持ち、毛の方を弦にこすりつけて演奏します。摩擦力をあげるため、松脂を塗って調整します。
楽器によって長さや材質、最適な張り加減が変わってきます。
また、弓の動かし方や速度、弦を抑えている指の位置や指の震わせ方などの組み合わせによって様々な音色を響かせることができます。
「アルコ」の例文・用例
アルコを使った例文・用例を紹介します。
●通常この曲はアルコで弾くけど、あえて指弾きしてみよう。
●アルコ奏法の上達のため、弓の動かし方を研究した。
SNSでの「アルコ」の使われ方
オールガット弦にしてから、結構楽しんでいる。相変わらず鳴らんが。なので、またアルコでガリガリやった。金属弦とは振動のモードが根本的に違うらしく、なかなか鳴ってこない。あと、弦高を2mmくらい一気に上げてみた。A弦が鳴るようになった。あと2mmやれば、E弦も?
— masahiro minowa (@kikijazzbass) July 31, 2010
コントラバスでアルコ(弓)練習してるけど全然うまく音でなくてしずかちゃんになっちゃうので泣いちゃう…
まずはローポジションでスケール弾けるように頑張る…いつかはハイポジションできれいにメロディを弾けるようになりたい…— キムワイパー (@kim_wipe) January 22, 2021
「アルコ」の類義語
アルコの類義語は、「ボウイング(奏法)」「ボーイング(奏法)」です。
英語の「bowing」が語源で、「bow」は「弓」を意味します。
音楽用語としての「ボウイング」「ボーイング」は日本語では「運弓法(うんきゅうほう)」と訳され、「どのように弓を動かすか、弓の使い方」という意味になります。
「アルコ」の対義語・反意語
アルコの対義語は、「ピチカート(奏法)」「ピッツィカート(奏法)」です。
イタリア語の「pizzicato」からきており、弦楽器において弦を指ではじく奏法のことを指します。譜面では「pizz.」と表記されていることが多いです。