「キャッチ&リリース」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「キャッチ&リリース」の意味とは
キャッチ&リリースとは、釣った魚を生かしたまま同じ場所に放す行為のことです。
英語で「catch(キャッチ)」は「捕まえる」を意味し、「release(リリース)」は「放す」を指します。
すなわち「魚を捕まえて(catch)、同じ場所に放す(release)」というふうに解釈できます。
また、これに対応する日本語として「再放流」があります。
魚を持ち帰ったり、殺したりしないため、魚の減少を抑えつつ釣りを楽しむことができ、環境・生態系保護の観点から「ジャパンゲームフィッシュ協会」が推進しているプレイスタイルでもあります。
ただし、エリアによってキャッチ&リリースを非推奨・禁止になっているケースもあります。
「キャッチ&リリース」の正しい方法
前述の通り、キャッチ&リリースは魚の減少を抑えることを目的として行われるため、魚の寿命を縮めるような深い傷を負わせた状態で帰してしまったら元も子もありません。
そのため、キャッチ&リリースを行う際には、なるべく速やかにハリを外して水に逃がしてあげるよう心がけましょう。
また、釣れた魚は陸に引き揚げず、なるべく魚体が水中に浸かっている状態でハリを外します。
この時、手を十分に冷やしてから魚に触れるのが大切です。
というのも、魚にとって人間の体温は火傷を負ってしまうほど熱いからです。
速やかにハリを外せない場合は、強引に抜き取らずに糸を切ってしまいましょう。
ハリは放っておけば自然に体外に排出されますし、むしろ無理やり外そうとして傷口を広げてしまったり、人間に触れられている時間が多いほどダメージが大きくなってしまう恐れがあります。
最後に放す際は、魚が自力で泳ぎ始めるまで水中で魚体を支えてあげます。
釣られた魚は体力を消耗しているため、この作業を怠ると水流に翻弄されて致命傷を負わせてしまう場合があります。
「キャッチ&リリース」が行われる魚
キャッチ&リリースが行われる魚は、以下の3パターンに該当することが多いです。
1.食用でない魚
2.希少性のある魚
3.毒がある魚
食用でない魚として、ブラックバスやヘラブナが挙げられます。
ルアーフィッシングでもお馴染みの魚種ですが、古くから食味が悪いと考えられているため、キャッチ&リリースされるのが一般的です。
また、イトウやイワトコナマズなどの希少性の高い魚は、しばしば地方自治体や漁業組合によってキャッチ&リリースが推奨、または義務付けられています。
ミノカサゴやハオコゼなど毒を持っている魚もまた、食用が難しいことからキャッチ&リリースに限って釣りが行われることがあります。
「キャッチ&リリース」の例文・用例
キャッチ&リリースを使った例文・用例を紹介します。
●この魚は毒を持っているのでキャッチ&リリースしてあげよう。
●キャッチ&リリースよりも釣って食べる派です。
SNSでの「キャッチ&リリース」の使われ方
#小菅川 解禁!キャッチ&リリース区間のうち、金風呂〜大鳴沢ちょっと上まで歩きながら流れをじっくり観察してみました〜。良い感じのポイントに合わせてフライを巻いていこうと思います。今年もよろしくお願いいたします。 #フライフィッシングpic.twitter.com/bKR6yzLSnf
— T. Miyazaki* (@syuntajai) March 6, 2022
中津川ダム下キャッチ&リリース区間。これは3年前の4月の中津川初陣のヤマメ。神奈川の中規模本流中津川でネイティブ、ワイルドの魅力溢れるヤマメを狙ってみては?価値ある個体が待ってますよ。#中津川キャッチアンドリリースpic.twitter.com/v7qqBOAL12
— 相模の釣師 (@sagaminotsurisi) March 7, 2022
「キャッチ&リリース」の類義語
キャッチ&リリースの類義語はありませんでした。
「キャッチ&リリース」の対義語・反意語
キャッチ&リリースの対義語は、「キャッチ&イート」「キープ」です。
キャッチ&イートとは、釣った魚を調理して食べることです。
キープとは、釣った魚を逃がさないで持ち帰ることです。