「クローズドマーキング」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「クローズドマーキング」の意味とは
クローズドマーキングとは、サッカーで特定の相手選手だけをマークし続けることです。
そもそもマークとは、相手選手に接近してパスや攻撃を塞いだり、ボールを奪う守備側の戦術のことです。
マークには、特定のエリアに入った選手のみマークする場合(ゾーンディフェンス)と特定選手に限定してマークし続ける場合とがあり、後者がクローズドマーキング(closed marking)です。
クローズドマーキングのほかに以下のような様々な呼称が存在します。
・マンツーマンマーク
・マンツーマンディフェンス(Man-to-man defense)
・マンマーク(Man-mark)
このうち、より簡易的な「マンマーク」の呼称が一般的です。
マンツーマンとは「一対一」のことで、文字通り特定選手に一対一でマークすることです。
特定の相手選手に密着する役割を与えられているため、仮に自分のポジションの外に相手選手が出ても、マークし続けなければなりません。
現代のサッカーでは技術や運動量の向上によって、クローズドマーキングをし続けることは難しいと考えられており、ゴール付近のセットプレイや重要な選手に対する警戒などの例外を除き、行われることは少なくなりました。
「クローズドマーキング」のメリット&デメリット
クローズドマーキングには、メリットとデメリットがあります。
一つずつ説明します。
「クローズドマーキング」のメリット
クローズドマーキングのメリットとして、まず他の味方選手にマークを受け渡すようなスキが生まれないため、相手選手を完全に抑え込むことができる点が挙げられます。
また、特定の選手をマークするだけの単純なプレイになるため、初心者に割り当てたり、そもそも連携が上手く取れていないチームで間に合わせの守備戦術として採用されるケースもあります。
「クローズドマーキング」のデメリット
クローズドマーキングのデメリットとして、まず相手選手の動きに縛られることが挙げられます。
例えば、相手がサイドに移動すれば、自分もくっついて行かなければならないため、中央にスペースを作ってしまう恐れもあります。
また、あくまで一対一で対処する戦術なので、相手選手のスキルや運動量が自分よりも上回っている時点で突破される可能性が高いです。
「クローズドマーキング」以外のマーク
クローズドマーキング以外のマークとして「ゾーンマーク」があります。
別名「ゾーンディフェンス」とも言い、特定のゾーンに侵入してきた相手選手のみ警戒することです。
クローズドマーキングとの大きな違いは、相手選手がゾーンを離れたら追跡を継続しない点です。
相手選手が別のゾーンに移動したら、そのゾーンを担当する味方選手にマークを受け渡すのが通例です。
「クローズドマーキング」の例文・用例
クローズドマーキングを使った例文・用例を紹介します。
●相手選手がしつこくクローズドマーキングしてくる。
●足が速いのでクローズドマーキングを外すのが簡単だった。
SNSでの「クローズドマーキング」の使われ方
大丈夫、この2試合で「あれ?日本の右サイド穴じゃね?センターバックも大したことないじゃん」と思わせといて本番ではマルセイユのゴリが右サイド制圧してセインツ吉田が後ろから高精度の縦パスポンポン入れてついでにプレミア仕込みのクローズドマーキングでレバも抑えちゃうから(現実逃避
— 揚芋 (@hibimosaku) March 27, 2018
【新必殺技】
赤井 止也:マンツーマンマークだけは誰にも負けねェ #たたかえドリームチームpic.twitter.com/tt0Jl4AaiQ— キャプテン翼〜たたかえドリームチーム〜 (@tsubasa_dteam) June 4, 2019
「クローズドマーキング」の類義語
クローズドマーキングの類義語は、「マンツーマンマーク」です。
マンツーマンマークは、クローズドマーキングの別称です。
ほかに「マンツーマンディフェンス」「マンマーク」などの呼称があります。
「クローズドマーキング」の対義語・反意語
クローズドマーキングの対義語・反意語はありませんでした。