「マイノリティー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「マイノリティー」の意味とは
マイノリティーとは、少数派、社会的少数という意味です。
「マイノリティー」は、「少数派や社会的に少数な立場であること」を表しています。
一昔前と比較すると、近年において急速に広まってきた単語の1つと言えるでしょう。
ネットの普及が大きく影響しており、この単語に関してはSNS以上にネットニュースの影響が大きいかもしれません。
マイノリティーという単語は、日常会話やSNSよりもニュースなどで見かけることが増えてきました。
理由としては「少数派」という日本語をそのまま使うよりも、「マイノリティー」とカタカナ語に置き換える方が柔らかい使い方ができるからだと思われます。
直接的に「少数派」と指してしまうとネガティブな印象が強く残りますが、カタカナ語で「マイノリティー」とすればネガティブな印象が緩和されるからです。
言葉や単語の印象の違いによって、使いやすいということで広まってきた単語と認識して良いでしょう。
「マイノリティー」の語源
マイノリティーの語源は、英単語のminorityです。
「minority」の意味は、カタカナ語と同じで「少数」や「少数派」となります。
この単語は英単語の「minor」を名詞化したもので、こちらもカタカナ語の「マイナー」として浸透しているので聞いたことがあるのではないでしょうか。
そのためマイノリティーの語源は英語であり、意味するところも語源とほぼ同じなのです。
カタカナ語として浸透している理由は、やはり使いやすさのためだと言えるでしょう。
意味するところは同じでも、使った際にトゲを感じにくい表現のために使われているカタカナ語なのです。
「マイノリティー」のネガティブな要素
マイノリティーは、ネガティブな要素を含んだ使われ方もするのです。
またそのネガティブな要素の印象を薄めるために、わざわざカタカナ語に置き換えているとも言えます。
マイノリティーには、「社会的に少数な立場」といった意味があると説明をしました。
これは言い換えれば、「社会的弱者」とも見て取れます。多数派の意見が多く取り入れられる社会の仕組みとなっているため、少数派の意見というのは未だに伝わりにくい部分があると言えるでしょう。
そのため少数であることは、時に社会的弱者として捉えられることもあるのです。
マイノリティーは普段あまり見かけない思想や考えの人や、珍しい趣向の人などを指すことが多くあります。
こうしたものは少数派であるがゆえに、本来であれば個性と言えるものでしょう。
しかし反対に位置する多数派を意識して使用すると、時に社会的弱者という捉えられ方もされてしまうのです。
ネガティブな印象を薄めるためなどに使われがちですが、マイノリティー自体にネガティブなニュアンスを含ませている場合があるので注意しましょう。
「マイノリティー」の例文・用例
マイノリティーを使った例文・用例を紹介します。
●日本ではLGBTなどのセクシャルマイノリティー への理解が、国際的に遅れている。
●海外で生活すると分かるが、外の土地で暮らすということは自分がマイノリティー な存在になるということなんだ。
SNSでの「マイノリティー」の使われ方
「何を言うにもやるにも清廉潔白で完璧でないと認められない」というのもマイノリティ差別あるあるなので、抵抗のためにもしょーもないフェミニズム作品やしょーもないシスターフッド作品をどんどん作っていきたいですね 完璧じゃないあたしたちにも居場所をよこせ
— 王谷晶『どうせカラダが目当てでしょ』発売中 (@tori7810) February 29, 2020
マイノリティが素顔をさらしてメディアに出ることは、その問題を身近に感じてもらう上で、非常に重要だ。とはいえ、そんな単純な話でもない。個人差はあるが、出る側には心穏やかならざるものがある。NHK・Eテレ『バリバラ』の部落問題特集秘話。https://t.co/JzPv3V63da
— 角岡伸彦 (@kadookanobuhiko) February 29, 2020
「マイノリティー」の類義語
マイノリティーの類義語は、「アウトサイダー」です。
意味は、「部外者や独自の考えを持つ人」となります。
マイノリティーに対しての類義語は、これらの意味のうちの「独自の考えを持つ人」です。
独自のユニークな思想や考えとは、全体から見れば少数派となります。
そのためマイノリティーの意味する少数派と同じ意味となり、アウトサイダーが類義語として挙げられるでしょう。
「マイノリティー」の対義語・反意語
マイノリティーの対義語は、「マジョリティ」です。
意味は、多数派です。
こちらは単純に、語源同士の英単語でも対義語となっています。
近年ではマジョリティもカタカナ語として浸透してきており、そのままマイノリティーの対義語と言えるのです。
日本語訳やその意味も反対に位置した言葉ですので、こちらの単語が対義語となります。