「モビリティー 」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「モビリティー 」の意味とは
モビリティー とは、攻撃の活動性という意味のサッカー用語です。
具体的には攻撃側の選手でユニットを組み、相手チームのスペースを連動的に埋めることで、守備を崩していく戦術を指します。
ボールの無いスペースにあえて移動するフリーランニングの一種で、これにより相手選手を引き付け、意図的にスペースを作ることができます。
サッカーのニュースにおける「モビリティー 」の用例
サッカーのニュースでモビリティが用いられている例を紹介します。
直近では、2022年8月9日に行われた「サンフレッチェ広島」と「湘南ベルマーレ」との試合に関するニュースの中で「モビリティ」という表現が使われました。
この試合で、1-0で湘南に勝利した広島の城福浩監督は、前半アディショナルタイムでゴールを決めた浅野雄也選手を称えて、インタビューに以下のように答えました。
「(前略)あの1点もチャンスのところでひとりがつぶれて、その裏に入った浅野雄也が点を取ったので、ああいった形でもっともっとゴール前でのモビリティを出していければと思います」
参考:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=77473
サッカー以外の「モビリティー 」
モビリティは英語で「mobility」と表記され、「可動性」や「流動性」といった意味合いを持ちます。
語尾の「ity」は形容詞を名詞化する接尾辞で、本来の形は「mobile(動かしやすい)」です。
「mobile(モバイル)」は日本においても、携帯電話のことを「モバイルフォン」と言ったり、携帯型のWi-Fi通信機のことを「モバイルWi-Fi」と呼ぶなど、聞きなじみのある言葉です。
「mobile」の語源はラテン語の「movere(動かす)」を由来とし、古くから現代の用法と近い意味で用いられていたことがわかります。
昨今ではモバイルだけでなく「モビリティ」も横文字の用語として、様々な業界で用いられています。
例えば、サッカー以外では「自動車業界」または「トレーニング」が有名です。
以下、各分野における用法を説明します。
自動車業界における「モビリティー 」
交通・自動車業界において「モビリティ」は様々な意味合いで用いられています。
そもそも人が社会的な活動をするために空間を移動する能力そのものを「モビリティ」と呼称されてきました。
転じて、その移動を助ける自動車業界のことを「モビリティ分野」などと言い換えられる場合もあります。
より具体的な意味として「移動性の高い乗り物」を指すケースもあります。
正式な車両規格は無いものの、1~2人乗りを想定した、自動車よりも小さくて操作しやすい車両のことを「超小型モビリティ」などと言ったりもします。
トレーニングにおける「モビリティー 」
筋肉や運動能力を向上させるトレーニングの一種として「モビリティトレーニング」と呼ばれるものがあります。
筋肉を連動させて、姿勢を維持したり柔軟性を高めることで、モビリティ(動作性)を強化することができるトレーニングです。
「モビリティー 」の例文・用例
モビリティー を使った例文・用例を紹介します。
●華麗なモビリティー で相手の防御を崩した。
●モビリティー のタイミングが合わず、得点に至らなかった。
SNSでの「モビリティー 」の使われ方
マリノスに関しては鹿島戦を特に気にする必要無いというか、本当に斬るか斬られるかの試合で、構えない分、鹿島が目指している通りのサッカーを引き出した部分もあると思うけど、それを消すのがマリノスのアプリーチではないから。逆の結果もありえた。ただ、モビリティはかなり危険水域にありますね。
— 河治良幸(ランチでクリームコロッケ頼んだつもりが、カレーライス出されて脳内噴火しているアカウント) (@y_kawaji) July 21, 2020
JリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ王者決定戦前日記者会見
意気込みを問われて。#古林将太「南米のチャンピオンと戦えることを楽しみにしていた。自分たちの強みはコンパクトで縦に早く、モビリティを生かしたサッカー。明日もそれを存分に出したい」
(エルゴラ湘南担当:中村僚)— 首都圏J1/サッカー新聞エルゴラッソ記者班 (@EG_shuto1) August 6, 2019
「モビリティー 」の類義語
モビリティー の類義語はありませんでした。
「モビリティー 」の対義語・反意語
モビリティー の対義語・反意語はありませんでした。