「ノロウィルス」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-03-19

「ノロウィルス」の意味とは

ノロウィルスとは、人の小腸粘膜で増殖し、感染性胃腸炎などの原因となるウィルスのことです。

「ノロウィルス」の語源

ノロウィルスの語源は、発見された地名である「ノーウォーク」が由来です。
1968年に、アメリカ・オハイオ州のノーウォークという町の小学校で発生した集団胃腸炎の際に初めて検出され、そのウィルスは「ノーウォークウィルス」と呼ばれるようになります。
2002年には、「Norwalk」の「Nor」と「virus(ウィルス)」をラテン語の連結形である「o」で連結した「Norovirus(ノロウイルス)」が学名として採用されました。

「ノロウィルス」の感染経路

ノロウィルスの主な感染経路は経口感染で、ノロウィルスに汚染された二枚貝などが原因となって食中毒を引き起こすことが多いです。
その原因のひとつとして「牡蠣」がよく挙げられますが、牡蠣がノロウィルスを保有しているわけではありません。
ノロウィルスに感染した人間の排泄物が下水処理場で浄化されるとウィルスの大半は死滅しますが、わずかに残留したウィルスは河川を通じて海に流れ込み、その海水を牡蠣などの二枚貝がプランクトンと一緒に体内へ取り込むため、二枚貝の体内にはノロウィルスが蓄積されていることが多いのです。牡蠣の他にはシジミやアサリ、ハマグリといった貝からもノロウィルスが検出されることがあります。

スーパーなどで「生食用」として売られている牡蠣は、水質検査の結果で問題ないと認められた海域で育ったものです。反対に「加熱用」はそれ以外の海域で育っているため、必ず火を通して食べるよう徹底しないと、ノロウィルスによる食中毒を引き起こしやすくなってしまいます。

「ノロウィルス」による感染症

ノロウィルスが蓄積された貝などを食べて食中毒になると、嘔吐や下痢といった症状が現れます。ノロウィルスは感染力が非常に強く吐しゃ物などからも飛散しやすいため、看病している家族などにうつってしまうことがよくあります。
手洗いや消毒、喚起などを徹底することが重要になります。

「ノロウィルス」の例文・用例

ノロウイルス

ノロウィルスを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●牡蠣食べたいけどノロウィルスに気をつけないとね。
ノロウィルスに感染したことあるけど、地獄だったよ…。

SNSでの「ノロウィルス」の使われ方

「ノロウィルス」の類義語

ノロウィルスの類義語はありませんでした。

「ノロウィルス」の対義語・反意語

ノロウィルスの対義語・反意語はありませんでした。