「ピユウ・モッソ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-07-27

「ピユウ・モッソ」の意味とは

ピユウ・モッソとは、これまでよりももっと速くという意味の演奏記号です。「ピウ・モッソ」とも表記します。

「ピユウ・モッソ」の語源

ピユウ・モッソの「ピユウ」は、イタリア語の「più」のことです。
「più」には「もっと、より多く」といった意味があります。
「モッソ」もイタリア語で、「mosso」と表記します。こちらは「動く、躍動的な」という意味があり、そこから音楽記号としては「速く」という指示を出すときに使われています。

この2つを合わせることで、「この時点から、今までよりも速く」という指示で使われるようになりました。

「ピユウ・モッソ」のポイント

「ピユウ(più)」は、単体では使われず他の演奏記号に付加して使われる言葉です。
付加することで、その演奏記号に「いままでよりもさらに」といった意味を付け加えることができます。

そのため、「ピユウ・モッソ」だけでなく「ピユウ・フォルテ(più forte):今までより強く」「ピユウ・ピアノ(più piano):今までより弱く」といったように色々な演奏記号の意味を強めることができます。

「ピユウ・モッソ」の例文・用例

ピユウ・モッソ

ピユウ・モッソを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この曲は、見せ場にピユウ・モッソと書いてあるから、そこでみんな一斉にテンポをあげていきます。
●流れるようにピユウ・モッソが続き、どんどん演奏に引き込まれますね。

SNSでの「ピユウ・モッソ」の使われ方

「ピユウ・モッソ」の類義語

ピユウ・モッソの類義語は、「ピユウ・アレグロ(più allegro)」です。
「アレグロ」は「速く、快速に」という意味があります。これを「ピユウ」で強めることで「より速く」という意味になります。

「ピユウ・モッソ」の対義語・反意語

ピユウ・モッソの対義語は、「メノ・モッソ(meno mosso)」です。
「メノ」は「ピユウ」の対義語で、「より少なく、より抑えて」といった意味を持ちます。
そのため「メノ・モッソ」は「速さを少なく」ということになるので、「今までよりさらに遅く」という指示で使われます。