「ローテーション」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ローテーション」の意味とは

ローテーションとは、主に野球のリーグ戦において複数人で構成される先発投手の候補、またその候補の中から先発投手として起用する順番のことです。

 

「先発ローテーション」の略称であり、さらに縮めて「先発ローテ」「ローテ」と呼ぶ場合もあります。

人間の身体にとって投球は大きな負荷がかかるため、リーグ戦のような試合を長期的に行う場合には、各チームで数人の先発投手の候補を用意しておき、彼らの中から順番に登板させます。

先発投手の候補に選出されることを「ローテーション入りする」と言い、また候補や順番を決めるまでのプロセスを「ローテーションを組む」と言ったりします。

「ローテーション」は何名で構成される?

プロ野球の試合は基本的に火曜日から日曜日まで行われ、月曜日は休みです。

6日間連続で試合が行われることから、ローテーションは1チームあたり6名前後で構成されるのが一般的です。

シーズン中の試合は、基本的にこの6名を順番に回していきます。

ただし、数カ月にもおよぶシーズンの中でローテーションが予定通りに遂行されない場合も少なくありません。

投手が故障してしまったり、調子が悪くなったりした場合には、二軍から代わりの選手をローテーションに組むケースもあり得ます。

ちなみに、人材不足により能力に難ありの選手が起用される場合もあり、このような選手が登板する試合は「ローテーションの谷間」などと揶揄されたりします。

「ローテーション」の表・裏とは?

ローテーションには「表」または「裏」と呼ばれるものがあります。

前述した通り、プロ野球のリーグ戦では火曜日から日曜日までの6日間、試合が行われます。

さらに、この6日間を火曜日~木曜日と金曜日~日曜日の2回に分け、それぞれ異なる球団と戦います。

表のローテーションは火曜日~木曜日に登板する3名、裏のローテーションは金曜日~日曜日に登板する3名のことです。

一般的に表のローテーションに抜擢される投手は、各チームのエース級の選手であることが多いと言われています。

「ローテーション」の「中4日」や「中6日」とは?

ローテーションに関連する話題の中で「中4日」「中6日」といった表現を聞くことがあります。

この「中〇日」とは、ローテーションに選出されている同一選手の登板する間隔のことです。

例えば、ある選手が火曜日に登板して、同じ週の日曜日にも登板した場合、水~木までの「中4日」空くことになります。

日本のプロ野球では、「中6日」空けるのが一般的です。

一方、アメリカのメジャーリーグ(MLB)では「中4日」の登板が常識となっています。

どのぐらい間隔と取るのがベストなのか、という問題については各国国内で議論が繰り広げられており、中6日を「甘え」と考える人もいれば、選手の健康上の理由から「中4日」を是正するべきとの声もあります。

「ローテーション」の例文・用例

ローテーション

ローテーションを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ドラフト一位の注目選手をローテーションに入れる。
●当初のローテーションでは勝ち進めなかった。

SNSでの「ローテーション」の使われ方

「ローテーション」の類義語

ローテーションの類義語はありませんでした。

「ローテーション」の対義語・反意語

ローテーションの対義語・反意語はありませんでした。