「ターキッシュコーヒー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ターキッシュコーヒー」の意味とは

ターキッシュコーヒーとは、細かく挽いたコーヒー豆を砂糖と一緒に小鍋で煮詰め、その上澄み液をすする、トルコ独自のコーヒーの飲み方のことです。

小鍋はイブリックと呼ばれる長い柄のついたひしゃく形をしています。コーヒー成分が濃縮されたターキッシュコーヒーは、エスプレッソの原型とされています。砂糖を加えるため、甘くまろやかな味わいです。
ターキッシュコーヒーは細かくひいたコーヒー豆を煮詰めたものをそのままカップに入れるため、飲み終えると粉が残ります。そのため、トルコでは、コーヒーを飲む際には、カップの底に残ったコーヒーの粉で占いをする習慣があります。

「ターキッシュコーヒー」の語源

「ターキッシュ」とは「トルコの」を意味する英語です。つまり、「ターキッシュコーヒー」は「トルコのコーヒー」を意味しますが、トルコ産のコーヒー豆というわけではなく、トルコ独自の飲み方であることを指した言葉です。

「ターキッシュコーヒー」の歴史

ターキッシュコーヒーの歴史は古く、450年以上前のオスマン帝国時代で皇帝にコーヒーが献上されるようになったのがきっかけでした。そこから次第にトルコ国内で飲まれるようになり、外国人商人や各国大使によりヨーロッパや世界へと広がりました。
ターキッシュコーヒーは、冠婚葬祭には欠かせない伝統的なものであり、長年にわたってその文化が継承されてきたことなどから2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。

「ターキッシュコーヒー」の例文・用例

ターキッシュコーヒーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

ターキッシュコーヒーの濃厚な味わいと香りに魅了された。
●トルコ料理の人気店でターキッシュコーヒーを初めて飲んだ。

SNSでの「ターキッシュコーヒー」の使われ方

「ターキッシュコーヒー」の類義語

ターキッシュコーヒーの類義語は「トルコ式コーヒー」や「トルココーヒー」です。いずれもターキッシュコーヒーと同じ意味です。

「ターキッシュコーヒー」の対義語・反意語

ターキッシュコーヒーの対義語・反意語はありませんでした。