「抑える」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「抑える」の意味とは
抑えるとは、騎手が手綱を使って馬のペースダウンを促すという意味です。
「抑える」理由
競馬のレースで好スタートを切った競走馬をそのまま全力で行かせてしまうと、後半でバテてしまいゴールまでもたなくなってしまいます。
そのため、騎手がうまく抑え、馬のペースを騎手のペースに持ち込むことが出来るかどうかがレースにおいて重要なポイントとなっています。また、きちんと騎手や調教師の指示通りにセーブできる馬を「抑えの利く馬」と表現します。
「抑える」のポイント
騎手は抑える際、手綱を握る手で馬の首の付け根あたりをグッとおさえることで馬に指示を出します。
馬は繊細な性格を持っている場合が多く、タイミングや力加減を失敗すると馬の機嫌が悪くなってしまい、抑えが利かなくなってしまうことがあります。
うまくマイペースに持ち込めず、馬が騎手の意思に反して自分のペースで走りたがることを「引っかかる」と表現します。特に気性の荒い馬にはよく見られます。
抑えが利かず引っかかってしまうと、ペース配分がうまくいかなくなり、ゴールする前に失速してしまうことがほとんどです。
そういったことを防ぎ、最後まで体力を残しながらここぞという時にスピードを出せるように馬と意思疎通することが、騎手にとって非常に重要な技術といえます。
「抑える」の例文・用例
抑えるを使った例文・用例を紹介します。
●あの馬は気性が荒いけど、騎手がベテランなので途中でうまく抑えて後半にスピードアップできたね。
●レース中に馬をうまく抑えるためにも、普段から馬とコミュニケーションをとることが大切です。
SNSでの「抑える」の使われ方
中野先生は競走馬のジョッキーみたいな上手さを感じる。走らせるところと、なだめて抑えるところが上手い
— Obi (@0409_Obi) December 27, 2020
おもクソ手綱を引こうが同時に重心を外にくれようが口が効かずに内にいっちゃう馬はいっちゃうのである
去年だったか今年の初め頃だったか園田で鴨宮Jの馬が3コーナー手前で外に逸走して消えていったけど、コントロールが効かない馬は恐ろしい。
だから乗り手も必死に抑える。
それだけのこと。 pic.twitter.com/dzIhqpq0YP— mk (@mk19800411) November 19, 2019
「抑える」の類義語
抑えるの類義語はありませんでした。
「抑える」の対義語・反意語
抑えるの対義語は、「追う」です。
こちらは反対に、手綱を使って馬に前進を促すという行為です。
「抑え気味に追う」というと、調教の時などにスピードやパワーを加減して追うことを指します。