「行司」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「行司」の意味とは

行司とは、大相撲の競技の進行や勝負の判定など行う役職のことです。

「行司」の語源

行司は、奈良・平安時代に宮中行事として相撲が行われていた頃には「立合(たちあわせ)」と呼ばれていました。室町時代に入ると「事」を執り「行」うという意味で「行事」と呼ばれだし、徐々に表記が現在の「行司」に変化していきました。

「行司」の主な役割

行司の一番の役割は「土俵上の裁き」です。
力士が呼出しによって土俵に上がってから、競技を終えて土俵を降りるまでその進退に関しては全て行司が判断を下します。競技の進行や勝敗の判定は、原則的に行司に主導権があるということです。

土俵の中央、対面した力士の間に立ち「見合って」「まだまだ」など声を掛け、取組が始まると力士の周りを移動しながら「はっきよい、残った残った」と力士の動きを促します。
勝敗が決まると「勝負あり」と宣言し、勝った力士の四股名を呼び上げ、勝ち力士の方向(東方であれば東側)に向けて手に持った軍配を掲げることで場内に知らせます。
基本的に行司が勝敗を決しますが、物言いがついた時(異議申し立てのこと)は勝負審判が話し合って判断します。

「行司」のその他の役割

競技の進行や勝敗の判断以外にも様々な業務を行司が担当しています。
本場所前に行われる「土俵祭り」などの祭事を執り行う、巡業の行程を決めたり移動手段や宿泊先の手配といったことも行司の役目となっています。

本場所中は「割場(わりば)」と呼ばれる部屋で業務を分担します。
勝敗記録をつける、四股名や決まり手の場内アナウンス、取組の星取表をつけるといったことが主な仕事です。また、番付などの習字も行司によって書かれたものです。

「行司」の階級と名前

行司はその階級によって待遇や身に着ける装束が異なります。八段ある中の最高位は「立行司」と呼ばれ、腰に短刀を身につけているのが特徴です。
「烏帽子」という黒い小さな帽子はどの階級にも共通した装束で、房の色や履物が階級によって変化します。

また、行司として相撲部屋に入門すると伝統的な行司名である「木村家」か「式守家」を名乗ることになります。
立行司の位は2つあり、現在は「木村庄之助」か「式守伊之助」を名乗ることになっています。

「行司」の例文・用例

 

行司行司を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●大相撲は行司がいないと成り立たない、すごい職業だよね。
●やっぱり横綱の取組は最高位のベテラン行司が仕切るんだね。

SNSでの「行司」の使われ方

「行司」の類義語

行司の類義語はありませんでした。

「行司」の対義語・反意語

行司の対義語・反意語はありませんでした。