「前裁き」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「前裁き」の意味とは
前裁きとは、相撲の立ち合いの時に、相手の得意な攻めを許さず、先手を取って有利になるために、相手の手をはね返して争うことという意味です。
また、主要な事柄を順調に進めるため、あらかじめ行なう処理という意味もあります。
前さばきをしている動画はこちらです。
「前裁き」の特徴
相撲で、相手の得意の手を押さえて、先手を取るため、力士がお互いに相手の手をはね返して争うことです。
立ち合いの時の、差し手争いです。
腰を低くし、肘を横腹につけたまま、手先だけを相手の下からはね上げるように使います。
「前裁き」の英語表現
英語では、「forward movement control」と表します。
下記のように説明する方法もあります。
―in sumo wrestling, 'maesabaki’, which is dominating the opponent by preventing a frontal attack(「前裁き」という相撲における動作)
「前裁き」の別の意味や使われ方
陸上競技の練習時に使われる指導用語でもあります。
陸上競技で走る際や跳躍の際に、足を動かしますが、太ももを身体の前方で上げ下げする動きを「前裁き」といいます。下記のような使い方をします。
―陸上のコーチに前裁きの指導をしてもらった。
「前裁き」の例文・用例
前裁きを使った例文・用例を紹介します。
●相手は前裁きが上手い。
●協議会の議決には、前裁きが必要だ。
SNSでの「前裁き」の使われ方
今日の一番は明生。
立ち合いが鋭いのと前裁きが上手いのが見てて気持ちいい。
今日の立ち合いはなかなか上手くいかなかったけど、その後に苛立つことなく冷静に激しい相撲を取って突き落とし。
攻防があって素晴らしかった。 #sumo— まさほり (@masahori441) May 21, 2019
本日大相撲春場所初日、筆頭まで番付をあげた遠藤が初日にいきなり綱取りを目指す鶴竜と対戦。ヒントは先場所の琴奨菊や琴欧洲戦にありそうだけど、遠藤はじわじわ体勢を作る相撲、立ち合いの差し手争い、前裁きがポイントになりそう。 #大相撲 #sumo#相撲 #遠藤 #鶴竜
— rock_is_dead11 (@rock_is_dead11) March 9, 2014
「前裁き」の類義語
前裁きの類義語は、「差し出争い」です。
意味は、相撲で両力士が得意の側の腕を、相手の下手も入れようと争うことです。
前裁きは、特に、立ち合い時の差し出争いをさします。
「前裁き」の対義語・反意語
前裁きの対義語・反意語はありませんでした。