「打ち歩詰め」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-03-11

「打ち歩詰め」の意味とは

打ち歩詰めとは、将棋の禁じ手の一つで、持ち駒の歩を打って、相手の玉を詰みの状態にする手という意味です。打ち歩詰めを指した対局者の負けになります。

「打ち歩詰め」の歴史

打ち歩詰めが、いつから禁じ手となったかは明らかになっていません。
初代大橋宗桂が、1602年に将軍に献上した詰将棋には、打ち歩詰めを回避する問題が掲載されているため、少なくともそれ以前には、打ち歩詰めが禁じ手になっていたと考えられる。

「打ち歩詰め」の特徴

将棋において、打ち歩詰めは禁止されています。
打ち歩詰めが禁じ手となった理由は、「最下級の兵士(=歩)が大将(=玉)の首を取るなどまかりならないとされるため」という説が主流です。しかし、裏付けとなる資料や文献は見つかっていません。

「打ち歩詰め」以外の禁じ手

将棋には、打ち歩詰め以外にも禁じ手があります。

二歩(にふ)

自分の歩が配置されている筋に、持ち駒の歩を打つ手をさします。

行き所のない駒の禁止

盤上の駒を行き先のない(動けない)状態にすることは禁じ手です。
味方の駒に進路を塞がれて一時的に動けない場合は除きます。
駒を打つ場合、不成で進む場合ともに敵陣1、2段目の桂馬、1段目の香車・歩兵は配置してはいけません。
したがって盤上の桂馬・香車・歩兵がその場所に進む場合は自動的に成らなければならないということになります。

「打ち歩詰め」の派生パターン

打ち歩詰めに関わる将棋の格言を紹介します。

打ち歩詰めに詰みの余地あり

打ち歩詰めになるような局面では、その何手か前の打ち歩詰めを回避する手順のなかから相手玉を詰ませるような手順が案外あるということを意味します。

「打ち歩詰め」の例文・用例

打ち歩詰め

打ち歩詰めを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

打ち歩詰めをして、反則負けになってしまった。
打ち歩詰めを回避しようとして、難しい将棋になった。

SNSでの「打ち歩詰め」の使われ方

「打ち歩詰め」の類義語

打ち歩詰めの類義語はありませんでした。

「打ち歩詰め」の対義語・反意語

打ち歩詰めの対義語・反意語はありませんでした。