「食い」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「食い」の意味とは

食いとは、魚が餌に食い付くことまたは餌への魚の食い付き方を意味します。

釣りでは、餌に対する魚の反応を「食い(食い気)」で評価することが多いです。

例えば、仕掛けを入れて頻繁に魚が掛かれば「食いが良い」、逆にめっきりアタリがない場合は「食いが悪い」などと表現します。

餌釣りにおいては、魚の「食い」が釣果に直接影響するため、同じポイントで釣りを継続するか否かを判断する重要な指標になり得ます。

「食い」を含む釣り用語

釣りには「食い」を含む言葉が複数あります。

例えば、以下のような表現が頻繁に使われます。

・食いが立つ
・食い渋る(渋り)
・食い上げ
・入れ食い

一つずつ意味と用例を説明します。

食いが立つ

「食いが立つ」とは、魚の活動量が高く、釣れやすい状態のことで「食いが良い」と同義です。

「食いの立つ時期」といった風に形容詞的に使う場合には「食いが立つ」ではなく「食いの立つ」と表現したほうが語感が良いケースもあります。

例えば、以下のような場面・用法で使われることが多いです。

「ターゲットの食いが立つ水温を調査しよう。」
「カレイは潮の動きによって食いが立つ。」
「産卵前の食いの立つ時期がねらい目だ。」

食い渋る(渋り)

「食い渋る」は、魚の活力が低下し。餌への反応が薄くなることで「食いが悪い」と同義です。

また、その状態そのものを「食い渋り」と言います。

例えば、以下のような場面・用法で使われることが多いです。

「秋に入り水温が下がったから、食い渋る状況が続いている。」
「今朝は食い渋りでアタリがほとんど無かった。」
「食い渋りに効くテクニックを教えてください。」

食い上げ

「食い上げ」とは、餌に食いついた魚が水面に向かって泳いでくる現象のことです。

魚のアタックが竿先やウキ、ライン(釣り糸)の動きとして伝わる「アタリ」の一種でもあります。

食い上げでは、主に「仕掛けの重みが無くなる」「ウキが横に倒れる」「糸フケが出る」などの現象が急に起こった場合、「食い上げ」の可能性が考えられます。

上記の現象が起こると一見、魚がバレた(※)かのように思えるため、注意を払わないとアタリをみすみす見逃してしまう…なんてことも起こりえます。

(※バレるとは、一度ハリにかかった魚を逃がしてしまうこと。)

青物系の魚やタチウオがヒットした際に、よく発生する現象です。

釣り用語としては、例えば以下のような場面・用法で使われることが多いです。

「食い上げが分かるようになると、釣果はさらに上がります。」
「下からの食い上げバイトでサバをゲット!」
「初めのうちはとにかく食い上げを見逃さないように」

入れ食い

「入れ食い」とは、仕掛けを投入すれば、幾度も魚が釣れてしまう状態を指します。

アングラーにとっては願ってもない状態ですが、回遊魚の群れと出会えば不可能ではありません。

事実、SNSでは数百匹も釣れたという夢のような入れ食い状態を報告する投稿もあります。

一般的な「入れ食い」の用法は以下の通りです。

「今日は高活性で入れ食いフィーバーだった。」
「この大型クーラーを一杯にするほどの入れ食い、来ないかな。」
「入れ食いポイントを見つけるのは至難の業だ。」

「食い」の例文・用例

食い

食いを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

食いの悪い季節に入ってしまったようだ。
●ターゲットの食いが良い時間帯を狙おう。

SNSでの「食い」の使われ方

「食い」の類義語

食いの類義語は「活性」です。

活性とは、魚の動きや食い気のことです。

魚が元気で食欲旺盛な場合は「活性が高い」、また魚の動きに覇気がなく食いが悪い時は「活性が低い」等と表現します。

「食い」の対義語・反意語

食いの対義語・反意語はありませんでした。

釣り用語

Posted by 杏奈琴湖