「さりげ、さりげに」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「さりげ、さりげに」の意味とは

さりげ、さりげにとは、さりげなくという意味で、そのような気配が見えない様子をさします。

「さりげ、さりげに」の語源

さりげ、さりげにの語源は、「さりげない」です。もともと平安時代には「さりげ」という語があり、動詞「さり」(然有)に接尾語「げ」の付いた語で、「そのような様子」という意味を表していました。『落窪物語』(10世紀末の成立)には次のような用例があります。

―おぼす事やある。御けしきにこそさりげなれ(考えていらっしゃることがあるのか。ご様子ではそんなふうであるよ。)

参照:落窪物語 第三章

「さりげない」は「そのような様子や気配がない」「なにげない」という意味の語で、こちらも平安時代から用いられました。

「さりげ、さりげに」の英語表現

英語では、casually(言葉や態度などを深く考えずに)、dry(ユーモアなどに対して)、unpretentious(接し方などが嫌みにならずに)など、場面によってさまざまな表現があります。

―I casually asked her about it.(さりげなく彼女にそのことを聞いてみた。)
―I was hurt by his causual comments.(彼のさりげない言葉に傷ついた。)
―I was pleased with her unpretentious kindness.(彼女のさりげない心遣いがうれしかった。)

「さりげ、さりげに」の国語事典での扱われ方

国語辞典では「さりげに」は、誤用として扱われています。
「さりげに」が見出し語として載せられているのは限られた辞書だけになっており、その説明も「さりげなく」の誤用としています。

その一方で、意味の似た「なにげに」は、語として認められてきています。
「さりげに」と同様に誤用として取り上げる辞書がある一方で、岩波国語辞典(第8版)のように、誤用から広がりすでに新しい意味が定着した語として解釈を変更する辞書も出てきています。

「さりげ、さりげに」の例文・用例

さりげに

さりげ、さりげにを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●書店にいったら、ほしい本がさりげに売ってた。
さりげに言うよね~。

SNSでの「さりげ、さりげに」の使われ方

「さりげ、さりげに」の類義語

さりげ、さりげにの類義語は、「なにげに」です。
意味は「なにげなく」で、「はっきりした考えや意図がなくて行動するさま」を表します。こちらも、「さりげに」同様にもとの「なにげなく」を略した語で、若者言葉として認識されています。
―なにげに凄いよね。

「さりげない」と「なにげない」は、相手にそのようなそぶりを感じさせないことは似ていますが、使い分ける場面もあります。
「さりげない」が意図的に行っていることを、相手にはそう感じさせないようにふるまうさまを表しています。
―重大なことをさりげなく言ってのける。

それに対して、「なにげない」は、これという意図もなく、ちょっとしたことを特に意識せずに行うさまを表しています。
―相手がなにげなく言った言葉に傷つく。

「さりげ、さりげに」の対義語・反意語

さりげ、さりげにの対義語・反意語はありませんでした。