「背水之陣(はいすいのじん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「背水之陣」の意味とは
背水之陣(はいすいのじん)とは、一歩も退くことのできない困難な状況。またはそのような状況で死を覚悟して戦うことを表す四字熟語です。自身を敢えて困難な状態に置くことで必死に物事に取り組むときにだけでなく、相手を敢えて苦境に立たせることでやる気を奮い立たせる場合にも使われます。
なお、「背水の陣」のように「之」を「の」とひらがな表記にし、ことわざとして使う方が一般的です。
「背水之陣」の語源
背水之陣は「史記」淮陰侯伝に記されている故事です。漢の名将韓信が趙(ちょう)の軍と戦をした際に、わざと川を背にして陣取り、味方に退くことはできないという決死の覚悟をさせて、二十万以上の趙の兵に大勝したことに由来しています。
「背水之陣」の英語表現
背水之陣を英語で表すと次のような表現になります。なお、出典の表記では「背水の陣」となっていますが、「背水之陣」と意味は同一です。
・fight with one’s back to a wall(背水の陣を敷く)[出典:ジーニアス和英辞典]
「背水之陣」の例文・用例
背水之陣を使った例文・用例を紹介します。
●原稿の締切は今夜なので、背水之陣で仕事に臨んでいる。
●背水之陣の覚悟で勉強をしたので、無事合格した。
SNSでの「背水之陣」の使われ方
おはようございます☀
子供との四字熟語対決のために✐ 「は」
「背水之陣」はいすいのじん切羽詰まっていて、もう一歩も後にはひけないぎりぎりの状況。また、そうした状況に身を置いて、必死に物事に取り組むこと。
今日も必死に頑張ります?#おは戦40205fd?#子育てママ
— かなで@子育て親育ち (@Kanade_time) February 4, 2022
背水之陣(はいすいのじん)
追いつめられて退けない状況。また、そのような状況に身を置いて、決死の覚悟で事にあたること。— 東堂シオン(しおぽよ) (@sion_kakugen15) February 8, 2022
「背水之陣」の類義語
背水之陣の類義語は「破釜沈船」(はふちんせん)です。この言葉も「史記」の故事によるもので、楚の項羽が秦との戦の際「出陣の時にご飯を炊くための釜を打ち壊し、船を沈めて退路を断つ」といことを行ったことに由来しています。意味は、背水之陣と同じく「決死の覚悟で出陣すること」を表しています。
「背水之陣」の対義語・反意語
背水之陣の対義語・反意語はありませんでした。