「フィスティング」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「フィスティング」の意味とは
フィスティングとは、サッカーでゴールキーパーがボールをキャッチせずに拳で弾くことです。
より一般的な呼称として「パンチング」があります。
英語の「fist(フィスト)」が語源で「握りこぶし」を意味します。
フィスティングは、主に以下の2種類に大別されます。
・両手で行うフィスティング
・片手で行うフィスティング
両者は試合の状況に対するゴールキーパーの判断によって使い分けられます。
まず、両手で行う場合には両手で拳を作って、左右の第二関節を合わせます。
片方の第三関節から、もう片方の第三関節までの平らな面にボールをミートさせます。
一方、より遠くのボールにフィスティングしたい場合には、片手を使います。
片手で拳を作り、人差し指と中指の第三関節~第二関節の面でボールを飛ばします。
どちらも力み過ぎると安定した飛距離を出せないことが多く、パワーよりもしっかりボールをミートさせることが優先されます。
「フィスティング」に求められる能力
フィスティングはキャッチングと並ぶゴールキーパーの最も基本的な技術の一つです。
フィスティングを成功させるためには「より正確に、より遠くにボールを飛ばす技術」と「判断力」が重要と言われています。
とくに失敗すると失点に繋がるゴールキーパーの行動には、周囲の状況に最も適した判断をしなければなりません。
「フィスティングをすべきか、またはキャッチングで対応するか」「両手でフィスティングするか、あるいは片手」など、味方や相手の人数や位置、ボールの軌道や回転まで総合的に考えて瞬時に決断する必要があります。
そのため、経験が豊かで頭の回転が早いゴールキーパーほどフィスティングが上手だと考えられています。
「フィスティング」が行われるタイミング
フィスティングが行われるべきタイミングとして、主に以下の2パターンを挙げることができます。
・キャッチングが失敗しそうな時
・手を伸ばしてギリギリの距離にボールが飛んでいる時
一般的にクロスボールやシュートに対してはキャッチングが有効です。
しかし、無回転のボールや、逆に回転がかかりすぎているボールには、フィスティングが優先されます。
というのも、これらのボールをキャッチした場合、ボールを取りこぼしてしまう可能性があるからです。
ゴール付近でボールを落としてしまうと、そのまま相手に得点を奪われる契機になりかねません。
それゆえ、高い確率でボールを確保できないと判断された場合には、キャッチングではなくフィスティングが行われやすいです。
同様に、雨天時にボールが滑りやすくなっていたり、密集時に安定した姿勢を確保できない場合にもフィスティングが好まれます。
また、フィスティングの利点として、少し遠くに飛んでいるボールでも手を伸ばせば弾くことができます。
サッカーの試合ではゴールの四隅を突くシュートに対して、フィスティングでボールを弾いて危機を逃れるシーンがしばしば発生します。
「フィスティング」の例文・用例
フィスティングを使った例文・用例を紹介します。
●華麗なフィスティングで相手の猛攻をしのぐ。
●フィスティングがボールに届かず、ゴールを奪われた。
SNSでの「フィスティング」の使われ方
[全国高校サッカー選手権QF@浦和駒場 東山0-0日体大柏]11分日体大柏、広大に空いた裏スペースに平野怜が走り込むもGK佐藤がフィスティング、逆に東山は阪田澪哉が左を放つも今度は柏GK原田が好セーブ
— fukupulse (@fukupulse) January 4, 2023
サッカーは怖い。突然前に5枚かけてきたコスタリカに対応できず、エリア内でフリーの選手を作った。権田は今日ほぼ初めてオンプレ―、ゆえにフィスティングとキャッチングの判断を誤り、触ったボールをかきだせなかった。これがワールドカップ。。。#daihyo
— 澤山モッツァレラの日常 (@diceK_sawayama) November 27, 2022
「フィスティング」の類義語
フィスティングの類義語は、「パンチング」です。
パンチングはフィスティングの別の呼称です。
「フィスティング」の対義語・反意語
フィスティングの対義語・反意語はありませんでした。