「ポリゴン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ポリゴン」の意味とは
ポリゴンとは、3DCGモデルを構成する3点以上の頂点がある多角形の面のことです。
そもそも「3DCG」とは「三次元コンピュータグラフィクス」のことで、立体的で奥行きのある画像を作成する技術を指します。
主にゲームや映像で用いられています。
人物や物、背景などを3DCGで作る際に「3点以上の頂点がある多角形の面」すなわち「ポリゴン」を組み合わせて表現していきます。
一つのモデルに対して、ポリゴンの数が多ければ多いほど、より滑らかな表面を描画することができます。
ただし、ポリゴンの数が多いほど一つのモデルを描画するのに多くの処理を要します。
このような観点から、一般的なゲームエンジン(※)では一画面あたりのポリゴン数を制限しているケースがあります。
(※ゲームエンジン:コンピュータ上のゲーム作成を効率化するソフトウェアの総称)
「ポリゴン」の種類
ポリゴンはポリゴン数の大小によって「ローポリゴン」と「ハイポリゴン」に分類されます。
それぞれの特徴について説明します。
ローポリゴン
ローポリゴンとは、ポリゴン数が少ないモデルのことです。
滑らかで細かい表現が出来ないものの、処理を軽くすることができます。
遠くに見える物体など、画面上のメインとならないモデルに対して施されるケースが多いです。
ハイポリゴン
ハイポリゴンとは、ポリゴン数が多いモデルのことです。
一つ一つの面がきめ細かいため、より滑らかでリアルな表現を可能とします。
コンピュータ上で描画するための処理が膨大になり、時間と負荷がかかりやすいのが欠点です。
「ポリゴン」に関連する技術
3DCGのモデリングでは、なるべくポリゴン数を少なくしながら、処理に時間と負荷がかからないように表現することが重要です。
一方で、ポリゴン数が少ないと、より滑らかで精細な表現を実現できません。
このような欠点を補うために「サブディビジョンサーフェス」「スムージング」と呼ばれる技術が用意されています。
サブディビジョンサーフェスとは「細分割手法」とも言い、各ポリゴンの面が大きくてもレンダリング(※)時に疑似的にポリゴンを分割することで、モデルの表面を滑らかに見せる手法です。
(※レンダリング:主に数値データから画像を整形・描画する処理のことです)
一方、スムージングとは、ポリゴンに反射する光を調整する技術のことです。
光の角度に変化を加えることで、表面を滑らかに見せることができます。
モデリング以外の「ポリゴン」
ちなみに「ポリゴン」と言えば、人気ゲーム「ポケットモンスター」の代表的なモンスターの名前として知られています。
一つ一つの面が強調されている身体は、面(ポリゴン)で構成される3DCGの本質が表現されています。
「ポリゴン」の例文・用例
ポリゴンを使った例文・用例を紹介します。
●ポリゴンを組み合わせてモデルを作り上げる。
●処理を軽くするためポリゴン数を少なくする。
SNSでの「ポリゴン」の使われ方
メッシュで完全に再現しちゃうとポリゴン数増えちゃうし、流石に棒だとちゃっちいし……程よいのは難しいのです~
でもこの髪型できたら素晴らしすぎるの~— ルイ・刀匠ねずみ@Vモデラー (@ysakura3928) December 5, 2022
geometry node使ってこの背景全部で3万ポリゴン。geometry nodeって偉大だなと感じた。#blender#b3d#3dcgpic.twitter.com/HBh6PamcOC
— 2年後にクリエイターになるニキ/tak (@takuto_chrkt) January 18, 2023
「ポリゴン」の類義語
ポリゴンの類義語はありませんでした。
「ポリゴン」の対義語・反意語
ポリゴンの対義語・反意語はありませんでした。