「強肴」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「強肴」の意味とは
強肴とは、「しいざかな」と読み、日本料理の懐石料理で、客にお酒をすすめるために献立に加えて出す料理という意味です。
「強肴」の語源
強肴の語源は、「強いてもう一品すすめる肴」です。
もてなす側の亭主が計らいで客にすすめる料理という意味があります。
「強肴」の特徴
懐石料理では、一汁三菜が出された後に、客にお酒をすすめるために出されるのが「強肴」です。
亭主が心配りで客にすすめる料理全般をさし、炊き合わせ物、和え物、揚げ物などが出されることが多いです。
「強肴」の注意事項
「しいざかな」といっても、「魚」に限られたものではなく、お酒に合う珍味を意味する「酒の肴」です。
「強肴」の英語表現
英語では、「side dish to get a person ready for sake」と表現します。
直訳すると「酒をすすめるための料理」という意味です。
「強肴」の表現の広がり
強肴と同じ意味合いで「預鉢(あずけばち)」や「進肴(すすめざかな)」という言葉が用いられることもあります。
懐石料理においては、本来「一汁三菜」で献立が終わり、口の中をさっぱりとさせるために「箸洗い」(食事に使った箸先をお洗いくださいという意味合いが込められている)が出されます。このあと「八寸」を酒の肴にして、亭主と客の間でお酒の杯のやりとりが行われます。
これを「主客献酬(しゅきゃくけんしゅう)」といいますが、箸洗いの前に出す料理には「強肴」や「預鉢」が使われ、酒をすすめるための「進肴」は八寸のあとに出されます。
「強肴」の例文・用例
強肴を使った例文・用例を紹介します。
●茶懐石で強肴に酢の物が出された。
●強肴でお酒がすすんだ。
SNSでの「強肴」の使われ方
おまかせから。。強肴、舞阪産の甘鯛松笠揚げ、鱗はカリカリ、身はしっとりと仕上げ浜松産の地場野菜と共に濃いめのだしでまとめます。。 #浜松 #いっ木 #懐石いっ木 #甘鯛松笠揚げ #地場野菜 #強肴 #浜松和食 #浜松日本料理 #浜松懐石料理 #浜松おまかせpic.twitter.com/DND4Ekq9vX
— 懐石いっ木 (@iti29755349) August 13, 2020
八寸(海の物、山の物)
と
強肴熱燗で
寒い一日でした
お疲れ様でした明日
社内を来週からの本格的テレワーク体制に整える#懐石#裏千家#八寸#強肴#おうち時間#自炊#おうちごはん#テレワークpic.twitter.com/x4MnRqd522— 白と黒のはざま (@blackwhitepanna) January 7, 2021
「強肴」の類義語
強肴の類義語は、「進肴(すすめざかな)」「追肴(おいざかな)」「進鉢(すすめばち)」「預鉢(あずけばち)」です。
「進肴」とは、酒をすすめるための肴という意味です。
「追肴」とは、後からさらに追加して出す酒の肴という意味です。
「進鉢」「預鉢」は、亭主が客にすすめる料理のうち、「鉢」に盛り付けて取り箸を添えたものをさします。
「強肴」の対義語・反意語
強肴の対義語・反意語はありませんでした。