「ノマド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ノマド」の意味とは
ノマドとは、オフィスを持たず、カフェや図書館などで、Wi-Fi環境を使って仕事を進めるスタイルという意味です。
ノマドな働き方を「ノマドワーキング」、またこうした働き方をする人を「ノマドワーカー」と呼びます。
「ノマド」の語源
ノマドの語源は、フランス語の「nomad」です。
本来は「遊牧民」や「放浪者」という意味ですが、「定住地を持たず移動しながら暮らす人」という本来の意味から派生して、「時間と場所にとらわれずに働く人、もしくはそういった働き方」として使われています。
「ノマド」の特徴
ノマドは、働く場所と時間を選ばないため、労働環境を自分に合うように自由に変えることができます。これにより、本人次第でいくらでも生産性を向上させることができます。
また、ノマドワーカーは一般的な会社員とは異なり、上司や部下がいない個人事業主として働くことがほとんどです。そのため、わずらわしい人間関係のストレスで悩む機会は少なくなるかもしれません。
さらに、基本的にノマドは契約ベースで働くことが多いため、働けば働くほど収入が増加します。会社員が月に1〜2万円の昇給をしようと思えば長い時間がかかるのとは大きな違いです。
「ノマド」の普及の背景
フランスの経済学者ジャック・アタリ氏(大統領補佐官を勤めた経験もある)は、著書『21世紀の歴史』(2006年発刊)のなかで、「ノマド」という言葉を使い、「インターネットの発達によりクリエイター階級が時間と場所にとらわれず活躍する時代がくる」と解説しています。
日本において、ノマドの概念が世間一般に広く知られるようになったのは、2010年前後です。ベストセラー「レバレッジシリーズ」で有名な本田直之氏や、情熱大陸にも出演した安藤美冬氏がノマドブームのきっかけを作りました。
「ノマド」の派生パターン
「ノマド」を使った言葉をいくつか見てみましょう。
ノマドワーキング
ノマドワーキングとは、ノマドな働き方のことです。
ノマドワーカー
ノマドワーカーとは、ノマドな働き方をする人のことです。つまり、オフィスでも自宅でもなく、外出先のカフェや図書館、駅のベンチなどで、ノート―パソコンなどを使って仕事をする人のことです。
街中で無線LANが使える場所が増えたため、ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末があれば、どこでも仕事が可能になりました。
「ノマド」の例文・用例
ノマドを使った例文・用例を紹介します。
●ノマドな働き方にあこがれるなぁ。
●喫茶店でノマドワーカーを見かけたよ。
SNSでの「ノマド」の使われ方
コナン空港のすなば珈琲に来ました?
飛行機眺めながらコーヒーが飲めます。
タブレットオーダーで各席にコンセント付きなので完璧なノマド環境ですね。#すなば珈琲pic.twitter.com/4iCBsybiiH— キアラ gold _kiara (@gold_kiara) October 15, 2020
ノマドになって気付いたこと
“休憩”ってスゴく大切ですね?会社員のときは「疲れがあるのに休憩しない」状態でした。マトモな判断力が無くなっていたのでしょう?でも今は「疲れたらしっかり休憩!」という判断が出来てるので、毎日が快適です?♂️すべて自分で決められるノマドワーカーは最高です?
— かずひさ@ブログ社長? (@kazuhisa_free) October 14, 2020
「ノマド」の類義語
ノマドの類義語は、「コワーキング」です。
意味は、独立して働いているものの、仕切られてないスペースを共有しながら仕事をするスタイルです。スペースは一日単位から使用でき、価値観を共有する者どうしが集まりやすい特徴があり、情報が交換できるという特徴があります。
ノマドと同様に、新しい働き方として注目されています。
―新しくコワーキングスペースができたらしいよ。使ってみようかな。
「ノマド」の対義語・反意語
ノマドの対義語・反意語はありませんでした。