「一利一害(いちりいちがい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「一利一害」の意味とは
一利一害(いちりいちがい)とは、物事には必ず良い面と悪い面が両方存在するということ
を表す四字熟語です。つまり、何かを得るためには、必ず何かを犠牲にしなければならない、といった状況を指します。
ある事柄の決断を迫られる状況で、それぞれの選択肢のメリットとデメリットを天秤にかける際などに用いられます。
「一利一害」という言葉は、古くから人々が経験してきた様々な出来事から生まれた概念です。何かを得ようとする時、必ず何かを諦めなければならないという経験は、誰しもが一度は味わうものです。この普遍的な人間の経験が、この言葉を生み出したと言えるでしょう。
「一利一害」の語源
「一利」は「一つの利益」、「一害」は「一つの害」を意味します。つまり、一つの事柄に対して、利益と害が必ず一つずつ存在するということを表しています。
「一利一害」の英語表現
一利一害を英語で表すと次のような表現になります。
・pros and cons(長所と短所)
・benefits and drawbacks(利点と欠点)
・a double-edged sword(両刃の剣)
「一利一害」の例文・用例
一利一害を使った例文・用例を紹介します。
●このプロジェクトには、大きな利益が見込める一方で、多くのリスクも伴う。まさに一利一害だ。
● 新しい仕事に就くことは、一利一害で、キャリアアップにつながるという 一利 もあれば、新しい環境に慣れるという一害もある。
SNSでの「一利一害」の使われ方
何事も一利一害で、マイナスだけの出来事はなく、プラスだけの出来事もない。要は視野、視点と冷静さ。
— 渡辺 和博 (@kzwatana) December 12, 2024
今の職場に来て1年ちょい、社員になって5ヶ月目、賞与とか縁が無いと思ってましたが0.5ヶ月分くらい頂けました🥹
ホクホクの気持ちで帰ったら母が脚を痛め足首骨折したかのように杖を持って歩いてるし、なんだか嫌な予感…😞
一利一害、年末年始我が家は毎年厳しい事ばっかり起きるよ…😞— しん🦁🐺🐉🦌🌹🐙 (@oishimonohaksan) December 9, 2024
「一利一害」の類義語
一利一害の類義語は「一得一失(いっとくいっしつ)」、「一長一短(いっちょういったん)」、「諸刃の剣(もろはのつるぎ)」などです。
一得一失は「一利一害」とほぼ同義ですが、より具体的な状況を表す際に用いられることが多いです。
一長一短は、良いこともあれば悪いこともあることを表す四字熟語です。
両刃の剣はメリットとデメリットが表裏一体になっていることを強調する言葉です。
「一利一害」の対義語・反意語
一利一害の対義語・反意語は「百害あって一利なし」や「有害無益(ゆうがいむえき)」です。
百害あって一利なしは、悪いことばかりで、良いことが何もないことを表します。
有害無益は、害ばかりで得るものが何もないことを表す四字熟語です。