「舌先三寸」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「舌先三寸」の意味とは
舌先三寸(したさきさんずん)とは、言葉巧みに相手を言いくるめ、自分の思い通りに操ることができることという意味です。
「舌先三寸」の語源
「舌先」とは、舌の先端のことで、発音し言葉を話すために使う部分です。
また、「三寸」とは、長さの単位で約9センチメートルを表します。
つまり、「舌先三寸」とは、舌の先端のわずかな部分で、自分の思い通りに言葉を操ることができるという意味になります。
「舌先三寸」の歴史
「舌先三寸」は、古く江戸時代から使われていた言葉です。
当時の政治や商売においては、言葉巧みに相手を言いくるめることが重要なスキルとされていました。
江戸時代の政治家や商人は、その舌先三寸を武器に、自分の利益や目標を達成するために尽力しました。
一例をあげると、徳川家康は、卓越した弁舌で多くの人々を味方につけ、天下統一を成し遂げたと言います。
また、伊藤博文は、明治維新を成功させるために、西洋諸国の政治家や商人たちと交渉を行いました。
「舌先三寸」の例文・用例
舌先三寸を使った例文・用例を紹介します。
●ああいうナンパばっかりしているような人は舌先三寸なことが多いものよ。
●質が悪い舌先三寸の営業には騙されないようにしましょう。
SNSでの「舌先三寸」の使われ方
もし文豪たちの時代にツイッターがあったら……というネタは文化系の定番だけど、個人的には永井荷風のツイートを見たい。筆よりもむしろ舌先三寸で人心を掴ませたら日本文学史No.1だと思うんだよな。ああいうタイプはツイッターに強い。 pic.twitter.com/mgobqrd53U
— ジロウ (@jiro6663) July 28, 2023
原稿執筆中
『戦国策』には、当時の弁舌の達人たちの機智があふれている。まさに口八丁、舌先三寸の世界。『世説新語』が刺さる人は必ず楽しめると思う
もっと多くの愛好家がいてもいいのに…
中華歴史物の小説を書きたいなら、ネタ元にオススメかも#昼なお暗い僕の書斎pic.twitter.com/CBD14t1nra
— 鉄琴銅剣楼@読書垢 (@Carpe___diem) February 22, 2023
「舌先三寸」の類義語
舌先三寸の類義語は、「巧言令色(こうげんれいしょく)」です。
意味は、言葉巧みに人を言いくるめることです。
「舌先三寸」の対義語・反意語
舌先三寸の対義語は、「訥弁寡言(とつべんかげん)」です。
意味は、口下手で寡黙であることです。