「生簀」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-07-29

「生簀」の意味とは

生簀とは、漁獲や人工孵化によって得た魚を販売や調理までの間、一時的に飼育しておく場所のことです。
読み方は「いけす」で、「生け簀」とも表記します。

「生簀」の特徴

生簀は海や淡水に設置されたものから、飲食店にある水槽まで様々なものが存在します。海であれば沿岸部、淡水では湖やため池に設置され、網や竹、角材や籠を使って水面の一部に仕切りを作り、その中で魚類を飼育できるようにします。
また、船に生簀を設けて生かしたまま運ぶといったことも行われいます。

「生簀」で飼育される魚

生簀は、魚を獲ってからなるべく新鮮なままで提供したい、という目的で利用されています。

主に生簀の中で飼育されるのは「高級」とされる魚介類で、マダイやブリ、トラフグやイセエビといったものが挙げられます。

また、釣りに使う「生餌(いきえ)」を飼育するのにも使われていて、カツオを釣るためのイワシなどがその代表です。

「生簀」が日常で見られる場所

日常でよく見かける「生簀」としては、魚介類の卸売市場や、飲食店に設けられているものが挙げられます。
このような場所で見られる装置は「活魚水槽」とも呼ばれ、陸上でも提供寸前まで新鮮な状態で生かしておくための設備となっています。

生簀が設置してある飲食店としては、寿司屋や割烹、和食居酒屋などが代表的です。
基本的に注文を受けてから捕獲して調理するため新鮮な状態で味わうことができます。
また、生簀の中で泳いでいる魚を客が自ら釣りあげて、それをお店側が調理して提供するといったアトラクションが売りの飲食店も存在します。

「生簀」の例文・用例

生簀

生簀を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●今日は生簀にどんな魚がいるのかな?
生簀を使って養殖できる魚もいるんだよ。

SNSでの「生簀」の使われ方

「生簀」の類義語

生簀の類義語は、「活魚水槽」です。
飲食店や市場における「生簀」のことをこのように呼ぶことがあります。

「生簀」の対義語・反意語

生簀の対義語・反意語はありませんでした。