「藻場」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「藻場」の意味とは
藻場とは、沿岸域にある海草・海藻が繁茂している場所のことです。
読み方は「もじょう」ではなく「もば」と読みます。
海釣りにおいて、主にロックフィッシュを狙えるシャローエリア(浅瀬)の一つです。
藻場は、窒素やリン等を吸収し光合成を行い、酸素を放出します。
これにより海が綺麗になり、また酸素が供給されるため、周辺の生態系にとって欠かせない存在です。
海藻を好物とする甲殻類や貝類、微生物に潤沢な栄養を提供し、またそれらの生物を食べる魚も集まってきます。
藻場は、そこに群生している海草・海藻の種類によって、主に以下の4パターンに分類されます。
1.アマモ場
2.ガラモ場(ホンダワラが群生している藻場)
2.コンブ場
4.アラメ・カジメ場
生物によって海草・海藻の好みが異なるため、藻場でシャローフィッシングを行う際にはターゲットがどのような海藻を好むのか調べておくと良いかもしれません。
また、魚によっては稚魚の間はアマモ場を住処とし、成魚になるとガラモ場に引っ越す…といったふうに成長段階に応じて藻場を移動したりもします。
「藻場」で楽しめる釣りは?
藻場は魚にとって栄養の宝庫であり、また海藻は敵から身を隠すのに最適なので、安心して産卵できる場所でもあります。
稚魚から大物まで藻場を住処とする魚もいますし、時には抱卵個体が釣れてしまう場合もあります。
そのため、海釣りにおけるシャローフィッシングの中でも人気の高いエリアの一つです。
藻場で釣れる主な魚と言えば「メバル」「アオリイカ」です。
それぞれをターゲットにした釣法を「メバリング」「エギング」と呼んだりもします。
メバルは主に冬から春にかけて、アオリイカは春または秋に良好な釣果を期待できます。
また、両者ともガラモ場をメインの住処とし、アオリイカに関してはアマモ場でも釣れることがあります。
ちなみに、真っ暗な海では藻場を把握するのが難しくなるため、必ず明るい内に釣れやすい位置を探しておくのが大切です。
藻場でのメバリングは、海藻の横をルアーで潜行させるか、潮が満ちた状態なら海藻の上をトレースするのも有効です。
また、アタリがあっても藻場に逃げられてしまうと、ルアーが藻に絡まりロストしてしまう恐れもあります。
そのため、メバルが食らい付いたらドラグを緩めずに一気に釣りあげるのが重要です。
一方、エギングでは水深6m~12mほどの海面から海藻までの距離に余裕のあるポイントが適しています。
海藻の上すれすれにルアーを潜行させてイカのアタックを待ちましょう。
「藻場」の例文・用例
藻場を使った例文・用例を紹介します。
●藻場で抱卵しているメバルを狙う。
●水質汚染の影響で藻場が無くなりつつある。
SNSでの「藻場」の使われ方
チキューさんと伊豆で遊んできました。
フエダイっぽい幼魚?
いつもは子メバルが釣れた藻場もこの魚に占拠されてた。コトヒキは僕もチャレンジしましたが、激しくアタックしてくるけど食わせるのは激ムズw
ライトゲームの妙って感じで思わず声が出ますね^^SABIO 2.3gベイティ1.8 ナッゾ1.8g pic.twitter.com/G2NErJqeVl
— ぺーさん (@f800s6159) October 27, 2021
沖縄の嘉陽で藻場調査したときの写真。沖側に向かうにつれ、植生が次々に変化していました。#藻場調査#ブルーカーボン#沖縄pic.twitter.com/QZslIAwbV2
— Gregラボ (@nagasakiprof) October 20, 2021
「藻場」の類義語
藻場の類義語は、「海中林」「シャロー」です。
海中林とは、大きめの海藻が繁茂している場所のことで、藻場と同義です。
シャローとは、釣り用語で水深が浅いポイントを指す言葉です。
「藻場」の対義語・反意語
藻場の対義語は、「ディープ」です。
ディープとは、釣る用語で水深が深いポイントを指す言葉です。