「根魚」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-08-19

「根魚」の意味とは

根魚とは、岩場の周りに住み着いている、比較的生息範囲が狭い魚のことです。代表的な根魚には、メバル、カサゴ、キジハタ、クエ、オコゼなどがあります。

根魚の読み方は「ねざかな」「ねぎょ」「ねうお」「こんぎょ」などさまざまです。また、英語では「ロックフィッシュ(rockfish)」と呼ばれています。

「根魚」の語源

海底にある岩がたくさんある場所を「岩礁地帯」といい、岩礁地帯や、木が海底に沈んで重なっているところ、テトラがたくさんある場所などを「根」と呼んでいます。根に住み着いている魚なので「根魚」と呼んでいるのです。

また、英語名の「ロックフィッシュ(rockfish)」は、岩(rock)の近くに住む魚ということで、そのような名前がつけられました。

「根魚」が岩場の周りに生息する理由

根魚が岩場に住み着く理由は2つあります。

1つは、エサに困らないから。岩礁や海底に沈んでいる木には、何もないところに比べて海藻や小エビ、貝など、魚のエサとなる生物がたくさんくっつきやすいです。探し回らなくてもエサが得られるということで、岩場の周りを住処にする魚が多いのですね。

理由の2つ目は、敵から隠れるためです。海には危険が多く、何もないところを泳ぎまわっているとすぐに自分より大きい魚に気づかれ食べられてしまいます。魚たちにとっては、身を隠すことができて、安心して休息できる場所が岩場なのです。

「根魚」の釣り方

根魚を釣る時は、岩と岩の隙間や海藻がある場所に仕掛けを投入します。また、人工的に作られた護岸の壁ギリギリのところやテトラの中に仕掛けを入れる場合もあります。

仕掛けは、オモリが一番下についていてある程度重い「胴付き仕掛け」が使いやすいです。海底まで仕掛けを落とし、それを小さく上下させることで、魚をおびき寄せます。エサに魚が食い付いたら、焦らずにゆっくり引き上げてください。

「根魚」の例文・用例

根魚

根魚を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●堤防での根魚釣りは初心者にもおすすめです。
●今朝釣れた根魚を煮物にして美味しくいただきました。

SNSでの「根魚」の使われ方

「根魚」の類義語

根魚の類義語は、「根付き魚」です。その名の通り、根に住み着いている魚のことを指しています。

「根魚」の対義語・反意語

根魚の対義語は、「回遊魚」です。どこか一定の場所に住み着くことはなく、海の中を泳ぎ回って生活する魚のことを指しています。