「仙骨座り」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「仙骨座り」の意味とは
仙骨座りとは、椅子の背もたれにもたれかかり、お尻から太ももが前に滑り出している座り方のことです。読み方は「せんこつずわり」です。
「仙骨座り」の特徴
仙骨座りはいわゆる「だらしない、悪い姿勢」とされる座り方です。
「仙骨」というのは骨盤の中央、お尻の上の方にある逆三角形の形をした骨のことで、手のひらくらいの大きさがあります。背もたれにもたれて太ももを前に出すと骨盤が後ろに傾き、この「仙骨」が座面に当たるようになるためこのように呼ばれています。
「仙骨座り」のデメリット
仙骨座りでは、仙骨と椅子にもたれた背中の2点で体重を支えることになります。
仙骨は本来、体重を支えるのに適した骨ではなく、また背中も背もたれに当たる部分のみで体重を受けることになるため、身体への負担が非常に大きい座り方になります。
仙骨座りを長く続けていると、背中への負担から骨盤が歪み、腰痛へ発展してしまうケースが多くあります。
また、この姿勢で下を向いて本を読んだりスマートフォンを操作したりしていると、首に大きな負担がかかりストレートネックの原因になることがあります。
ストレートネックとは、本来自然なカーブを描いている首の骨が真っ直ぐになってしまう症状のことで、肩こりや頭痛の原因となります。
「仙骨座り」の改善方法
長時間のデスクワークなど、どうしても自然と仙骨座りになってしまうことがあります。
本来は「骨盤を傾かせず、まっすぐに立たせて座る」という座り方が正しく、身体への負担も少なくなります。この正しい姿勢を確認し、気づいた時や15分ごとなど時間を決めて座り直すことが大切です。
正しい姿勢の確認方法
椅子に座る際、手の平を上にしてお尻の下に入れ、お尻を前後に動かします。そうすると、左右にゴリゴリと手にあたる骨があり、これを「坐骨」と呼びます。この骨が座面に垂直に当たっている状態が正しい座り方です。
背中を真っ直ぐと伸ばし、背もたれには触れないか少し触れる程度に留め、この「坐骨」が座面に当たるよう意識して座ると「骨盤が立った状態」になります。
これを習慣づけることで身体への負担を軽減することができます。
「仙骨座り」の例文・用例
仙骨座りを使った例文・用例を紹介します。
●あ、また仙骨座りになってたよ!座りなおした方がいいよ。
●車椅子を利用している方もよく仙骨座りになってしまうので、介護士さんが姿勢をなおしたりクッションで調整したりしています。
SNSでの「仙骨座り」の使われ方
きのうの、『仙骨座り』との比較#アナトミーイラスト#1日1絵#今日の1枚pic.twitter.com/wUP6FjIh7H
— kei✍️アナトミーイラストレーター (@should_change) June 11, 2020
座り方
おやじ座りと呼ばれるこの座り方
人間なら仙骨座りになるのかな?この座り方はスコティッシュホールドのスコ座りで有名ですね
実はどの猫でも出来ます
写真は『背もたれ型』
他にも『自立型』『腹筋型』などありますwスコ様の場合だと痛み緩和の安楽姿勢か?と、より疑って下さいね pic.twitter.com/zdLxc63SyJ
— 猫カフェ mof.mof (@catcafe_mofmof) April 13, 2020
「仙骨座り」の類義語
仙骨座りの類義語は、「仙骨座位」です。
こちらも仙骨座りと同義で使われます。
「仙骨座り」の対義語・反意語
仙骨座りの対義語は、「坐骨座位」です。
骨盤が立った状態の、正しい座り方のことです。