「ブサヨ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-23

「ブサヨ」の意味とは

ブサヨとは、左翼的思想を批判するという意味です。

「ブサヨ」とは、「左翼的思想を批判すること」や「左翼よりの発言などを馬鹿にする」時に使われる単語となります。

誰かしら相手を批判するために使う単語であるため、使われる際には侮蔑的に使われることがほとんどです。

そのため決して良い言葉ではなく、ネガティブな要素を含んでいますので使用には注意が必要と言えるでしょう。

ブサヨが使われる対象は、左翼的な思想と説明しました。

具体的には反戦思想や、憲法第9条に反対的な意見をする人に使います。

また沖縄基地の問題に関心があり、基地の存在に対して反対の立場に立つ人などが対象です。

戦後の日本政治を主導してきた、保守政党である自民党に対しても批判的な点が特徴となっています。

またマイノリティにも関心があり、特にLGBTや在日韓国人に対して寛容的な思想です。

さらには民衆派であるために、消費税増税などに対しては過敏に反対意見を述べます。

ただし企業など権力のある立場に対しては、増税を推進するなど増税自体に反対なのではなく、あくまで民衆派の立場なのです。

このように左翼的な思想を指してブサヨと使うのが一般的ですが、左翼的と取れる発言の揚げ足を取るために使われることも多くなっています。

「ブサヨ」の語源

「ブサヨ」の語源は、「不細工(ブサイク)」と「左翼(的思想)」の2つの単語を合わせたものとなっています。

2つの単語を合わせて、さらに略して出来た単語が「ブサヨ」です。

左翼的な思想に不細工という単語を合わせることで、その思想に対して侮蔑的な表現となっています。

不細工が侮蔑的な表現であり、それが指す単語が左翼という作りです。

このように侮蔑的な表現であることから、本来の指す意味以上に使用の範囲が広くなっています。

直接の左翼的思想に対してだけではなく、左翼的思想に近い発言などにも使われるのです。

そのため実際では侮蔑的な表現というよりも、煽りの表現として捉えた方が正確かもしれません。

「ブサヨ」の左翼について

ブサヨは、左翼を批判する単語です。

そのため左翼に関して、しっかりと知っておかないと誤用に繋がってしまいます。

左翼とは国際主義、進歩主義、社会主義といった概念を持った思想です。

今ある制度やシステムなどに頼るのではなく、新しいものへと変わっていこうとする思想を指します。

そのため現状の制度などに批判的な立場となることが多く、またマイノリティに寛容的など民衆派となる一面も持ち合わせるのです。

右翼とは

反対の思想には右翼があります。

こちらの思想は、左翼とは真逆の保守主義といった概念です。

保守主義とは字のままで、今ある制度やシステムなどを継続させ守っていこうとする思想となります。

そのため開放的な考えではなく、新しいものなどに批判的な立場となることが多い思想です。

象徴的なものは、長い歴史のある天皇制度を重視するといった思想が挙げられます。

「ブサヨ」の例文・用例

ブサヨ

ブサヨを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●いい加減うんざりだ。ブサヨ がまた演説してるよ。
●公共の掲示板なんだからブサヨ のせいで荒れるのは腹が立つ。

SNSでの「ブサヨ」の使われ方

「ブサヨ」の類義語

ブサヨの類義語は、「ネット左翼」です。

意味は、ブサヨと同じく左翼的な思想に対する侮蔑表現となっています。

また「ネット左翼」は、略して「ネトサヨ」とも使われる単語です。

「ブサヨ」の対義語・反意語

ブサヨの対義語は、「ネトウヨ」です。

意味は、右翼的な思想を侮蔑する表現です。

ブサヨは右翼的な立場から、左翼的な思想を批判する表現でした。

反対に左翼的な立場から、右翼的な思想を批判する表現の単語がネトウヨとなっています。

そのためブサヨの対義語と言えるでしょう。

また「ネトウヨ」は「ネット右翼」の略であり、「右翼」と入ることからも対義語であることが分かりやすいと思われます。