「デマッター」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-10

「デマッター」の意味

デマッターとは、Twitter上で拡散されるデマや虚偽の情報、またはそのような情報を拡散しようとするTwitterアカウントのことです。

「デマッター」の由来

ツイッターが本来どのようなサービスであるかを解説し、それと対になるデマッターの行為を紹介します。

ツイッターについて

Twitterは、2006年7月にウェブサービスを開始し、日本では2008年4月に日本語版で使えるようになり普及し始めました。

「tweet」と呼ばれる全角140文字以内のメッセージや画像、動画、URLを投稿することができるサービスです。

「tweet」は「鳥のさえずり」を意味する英語ですが、日本語では「つぶやき」と意訳され、定着しています。

誰でも好きな時に好きなだけ情報を発信したり、受け取ったり出来る点が人気を集めており、ときにSNSの一つとしてみなされることもあります。

なお、Twitter社自身は「SNSではなく、今起きていることを知る場、ニュースメディアに近い場とわれわれ自身は考えている」とインタビューで発言しています。

ちなみに、ユーザープロフィールのデフォルトのアイコンは2010年まではTwitterのロゴと同じ「青地に白抜きの鳥」でした。

2010年から卵に代わり、2017年4月よりユニセックスの人物アイコンとなっています。

デマッターについて

一方で、ユーザーが発信する情報の中では、根も葉もない噂や虚偽の情報を書いたツイートも増えていきました。

その目的は、「いいね」や「リツイート」をもらうためであったり、愉快犯であったりします。

故意ではなく、エイプリルフールなどのネタを真に受けたユーザーがツイート・リツイートすることによって、誤った情報が拡散するなどのケースもあります。

「デマッター」の事例

デマッターの事例を紹介します。

2018年5月、長野県安曇野市にあるうどん屋「蛞蝓亭」を名乗るアカウントが、近隣の私立大学「国際信州学院大学」の教職員に宴会をドタキャンされたという趣旨のツイートを行いました。

うどん屋に同情したユーザーなどから5万件近いリツイートをされる事態になりました。

実際には大学もうどん屋も実在しない架空のものです。

同大学では架空の公式ホームページや、大学生協のブログを開設され、Twitter上に同大学の図書館・部活動・マスコットのほか、教職員や学生、OB・OGなどを名乗る架空のアカウントが次々と現れました。

さらに被害を訴えた「蛞蝓亭」のアカウントについても、同大学の学生がこのお店を日常的に利用していることが伺える架空のツイートを何度も投稿していました。

他にも、常連客を装ったアカウントや、地元テレビ局の社会部を名乗って同店に取材申請を行う架空アカウントも出現しました。

このように、それが架空のものであるにもかかわらずネット上に一大コミュニティが形成されて、それがデマだと見極めにくい場合もあります。

「デマッター」の例文・用例

デマッター

「デマッター」を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●有名人からフォローきたと思ったらデマッター だった。
●フォロワーが少ないし、登録したばかりのアカウントなのに情報が大きすぎる。デマッターかな?

SNSでの「デマッター」の使われ方

「デマッター」の類義語

デマッターの類義語は、「バカッター」です。

「バカッター」とは、Twitterユーザーによる馬鹿げた行為のことです。

また、そのような人を増やすサービスでもある「Twitter」を指して、非難する意図で使う蔑称です。

「デマッター」の対義語・反対語

デマッターの対義語は「公式アカウント」です。

「公式アカウント」とは、著名人のアカウントなど、世間の関心を集めるアカウントが本人であるとの確認が取れたアカウントです。