「スパム」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「スパム」の意味とは
スパムとは、一方的に送り付けられる広告メールのことです。
転じて、メール以外にもさまざまなネット上の手段を用いて、無差別に大量の広告メッセージをばらまく行為をスパムと呼ぶようになりました。
「スパム」の語源
スパムの語源は、イギリスのコメディー番組「Monty Python’s Flying Circus」(モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス)内で「SPAM」ということばを連発したコントといわれています。
「SPAM」とは、Hormel Foods(ホーメルフーズ)社の味付け豚肉の缶詰の商品名のことですが、コントでは、レストランにやってきた夫婦がメニュー表を見ながら注文を悩んでいると、近くに座っているバイキングの一団が「SPAM、SPAM、SPAM!」と大声で歌い出します。
次第にお店の従業員も「SPAM」を連呼しはじめて、最初は嫌がっていた夫婦も最終的にはSPAMを注文せざるを得なくなる、というものです。
ほしくもないのに大量に送りつけられてくる広告メールを、このコントでしつこく連呼される「SPAM」になぞらえています。
「スパム」の特徴
「スパム」のおもな目的は、商品の宣伝や、出会い系サイトやアダルトサイトへの勧誘です。
なかには、悪意に基づくものもあり、コンピューターウィルスへの感染や詐欺目的の場合には注意が必要です。
「スパム」の注意事項
近年、ネット上では「スパム」のよるフィッシング詐欺(金融機関などからの正規のメールやWEBサイトを装って、暗証番号やクレジットカード番号などを抜き取る詐欺。)などが多発しており、問題になっています。
国は対応策として、スパムメールを取り締まるための法律(「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」と「特定商取引に関する法律」)を制定、施行しています。
スパマーについて
スパムメールを送り付けてくる業者や人物を「スパマー」(spammer)と呼びます。
現在では、ネット掲示板などに宣伝目的の書き込みをしたり、ブログやSNSの投稿のコメント欄に内容とは関係のない宣伝を投稿したりする迷惑な業者や人物もさします。
「スパム」の例文・用例
スパムを使った例文・用例を紹介します。
●スパムが送られてきて焦った。
●怪しいメッセージ来た… スパムかも。
SNSでの「スパム」の使われ方
ハッシュタグは付けすぎると
スパムとみなされて
トレンド入りしづらくなるので
2個までをオススメします…!#ありがとうFMさがみ#ありがとう秋夜のキスマイ— ハッシュタグは2個までで! (@ys1th8ft2txt) September 30, 2020
現在、私のフォロワーさん界隈で「ONLY FOR YOU」スパムDMが飛び交っているようです。
もし不審なDMが届きましたら、リンクは開かずにメッセージを受信箱から削除してくださいね。「ONLY FOR YOU」の対処法が書かれたURLはこちらになります。https://t.co/wL4s9swCZS
— 橘由華@聖女の魔力⑥9/10発売! (@YukaTachibana11) September 27, 2020
「スパム」の類義語
スパムの類義語は、「バルク」です。
「バルクメール」とは、スパムメールと断定はできなくても、受信者にとって不必要な、または不愉快なメールのことを意味します。
送信者に悪意があるわけではなく、場合によっては善意で送信していることもありますが、受信者にとって迷惑であることは変わりません。
最近では、「スパム」の意味が広がり、悪意があるかどうかに関わらず、受信者にとって迷惑なメールをまとめて「スパム」と呼ぶこともあります。
スパムメールやバルクメールを総称して「迷惑メール」といいます。
「スパム」の対義語・反意語
スパムの対義語・反意語はありませんでした。