「高圧排尿」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「高圧排尿」の意味とは
高圧排尿とは、尿を排出する際に膀胱に無理な力がかかってしまう状態という意味です。
「高圧排尿」の概要
高圧排尿は、疾患や手術などが原因となって起こる「排尿障害」の一種です。
正常な排尿を行える状態には「尿意を実感でき、ある程度我慢できる」「膀胱の容量が適切で失禁などがない」「排尿をコントロールでき、特別な力を加えなくても排出される」「残尿がない」といった特徴があります。排尿障害は、これらのいずれか、もしくは複数の項目に異常が生じている状態です。
高圧排尿は特に「排尿をコントロールでき、特別な力を加えなくても排出される」という部分が正常ではない状態です。
尿をためる「膀胱」と排出する「尿道括約筋」は、尿をためている時には膀胱がゆるんで尿道括約筋が締まる、排出する時には膀胱が収縮して尿道括約筋がゆるむという「協調運動」が行われるのが正常です。しかし、疾患などによってこの協調運動がうまくいかなくなると、尿道括約筋が緩んでいないのに腹圧などで無理に力を加えて尿を排出するようになります。これが「高圧排尿」です。
「高圧排尿」の原因
高圧排尿の原因として、「脊髄損傷」が挙げられます。事故やケガなど、何らかの衝撃が脊椎に加わることでその中の神経の束に損傷が生じることを指します。
脊髄の下部には「排尿中枢」という神経があり、脊髄のどの部分を損傷しても影響を受けます。脊髄損傷によって排尿障害が起こることを「神経因性膀胱」と呼びます。
この他に、前立腺肥大や子宮の手術などが高圧排尿につながることもあります。
膀胱に高い圧力がかかり続けると負担が生じ、膀胱が変形したり腎盂腎炎などの病気が引き起こされる危険があります。
「高圧排尿」の例文・用例
高圧排尿を使った例文・用例を紹介します。
●この患者さんは高圧排尿の状態なので、間欠導尿法を取り入れましょう。
●高圧排尿は腎臓に負担がかかるから早めに対処した方がいいですよ。
SNSでの「高圧排尿」の使われ方
高圧排尿はヤバイ!!
脊髄損傷では排尿筋括約筋協調不全が生じ外尿道括約筋が緩まない
尿閉の状態
↓
腹圧排尿・手圧排尿しちゃうと
↓
膀胱・尿管を逆流し
↓
腎臓へ
↓
腎盂腎炎だから高圧排尿はダメ、ゼッタイ
自己導尿(CIC)をマスターすることが大切です
— そうちゃん@脊髄損傷の情報発信?♂️ (@SOWchan_45) November 13, 2019
イチゴの利尿作用で明け方に高圧排尿した際に尿圧に負け腎臓から押し出された結石が尿管に詰まり左の腎臓がパンパンになり激痛というパターン。
— こうでん (@koudenh) April 25, 2017
「高圧排尿」の類義語
高圧排尿の類義語は、「高圧畜尿」です。
尿をためている際に、膀胱が異常に収縮して高い圧力がかかってしまう状態です。
「高圧排尿」の対義語・反意語
高圧排尿の対義語・反意語はありませんでした。