「コーナーワーク」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「コーナーワーク」の意味とは
コーナーワークとは、野球で内角または外角すれすれに放たれる投球のことです。
英語では「corner work」と表記します。
投手がストライクを取るための最も基本的な制球テクニックの一つです。
ストライクゾーンの左右のエリアに的確に投げ入れるコントロール能力を必要とします。
これにより打者が苦手とするエリアを刺すことができます。
一般的に、高速で球を投げる能力よりも、安定的にコーナーワークを実行できる能力のほうが優れていると考えられています。
その分、投手としての才能の有無が影響するのはもちろん、一朝一夕の練習では体得できるものではありません。
コーナーワークを体得するには、小手先のテクニックではなく、フォームの基礎作りから取り組む必要があります。
例えば「右投手が右打者の内角を狙う場合は、プレートの右側を踏んで投げる(※)」など、狙う場所によって最適なフォームで投げると、コーナーワークが安定すると言われています。
※参考:https://www.japanlittle.jp/e4-1.html
「コーナーワーク」以外の制球テクニック
コーナーワークは「左右」に投げ分ける技術ですが、「上下」の投げ分けも重要です。
日本の打者はインハイ(内角高め)やアウトロー(外角低め)が弱点であることが多く、コーナーワークとともに上下に投げ分けられるようになれば勝利を得やすくなるでしょう。
上下のコントロールを身に着けるには、コーナーワークと同様に基礎的なフォームを体得するのはもちろん、手からボールが離れる「リリースポイント」を意識する必要があります。
例えば「右投手なら上げた左足を着地する際に、やや打者寄りに踏み込むことで低く投げることができる(※)」といった具合にです。
※参考:https://www.japanlittle.jp/e4-1.html
「コーナーワーク」以外で「コーナー」が付く野球用語
日本の野球では外角のことを「アウトコース」、内角のことを「インコース」と呼称するのが一般的です。
これらの言い換え表現として「アウトコーナー」「インコーナー」と呼称される場合もあります。
コーナーワークの「コーナー」はおそらく、「アウトコーナー」「インコーナー」から来ているのではないかと考えられます。
ただし、これらの野球用語は全て和製英語で、米国などでは通用しないようです。
外角・内角の正しい英語表現は「outside corner」「inside corner」です。
しばしば「アウトサイド」「インサイド」という風に省略される場合が多いです。
野球以外の「コーナーワーク」
野球以外でもスケート等のトラック競技で「コーナーワーク」という用語が存在します。
「コーナー(角)を上手に曲がること」を指し、より速い記録を出すための最も基本的な技術の一つです。
スケート以外にも競馬などのレース競技でも使用されています。
「コーナーワーク」の例文・用例
コーナーワークを使った例文・用例を紹介します。
●巧みなコーナーワークでストライクを取る。
●彼はコーナーワークが鋭い投手だ。
SNSでの「コーナーワーク」の使われ方
海田 亀崎投手
球速は120くらいの左の軟投派ですが、内外のコーナーワークが良いですね
強気にインコースも突けて、外に曲げて打ち取ることもできる
強豪校の打線には意外とこういうピッチャーハマりますし、相変わらず平崎監督はこういう投手上手く育てますねえ pic.twitter.com/MgwF4VLD4T— しん (@syoutaimu0611) April 17, 2022
【東都大学野球・2018ドラフト速報】
◆ドラフト1位
ヤクルト 清水 昇 投手
帝京高-國學院大 右投げ左打ち巧みなコーナーワークが光る右腕!
18春には最優秀防御率のタイトルに輝いた。#東都大学野球#ドラフト候補#2018ドラフト会議#國學院大#ヤクルト#帝京高pic.twitter.com/wjTOlwUmFN— プレミアムユニバーシティズ22(東都大学野球連盟) (@Tohto_bbl) October 25, 2018
「コーナーワーク」の類義語
コーナーワークの類義語はありませんでした。
「コーナーワーク」の対義語・反意語
コーナーワークの対義語・反意語はありませんでした。