「グループホーム」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「グループホーム」の意味とは

グループホームとは、障がい者・高齢者、親と一緒に暮らせない子どもなどが自立し、地域社会で生活するための共同住居という意味です。

「グループホーム」の特徴

グループホームとは、高齢者や障がい者が5~10人程度の少人数で、共同生活を営む住居、またはその形態をさします。
地域社会になじみながら、家庭と似た環境で暮らすことができることが特徴です。

「グループホーム」の歴史

グループホームは、精神病の患者向けにイギリスで提唱されたのがはじまりです。
18世紀のイギリスでは、今日の援護寮、グループホーム、小規模の精神科病院に相当するマッドハウスの建設が盛んに行われていました。規模や様式はさまざまでホームステイやアパート形式のものから100床以上の病床のものまでが存在していました。

認知症の高齢者を対象としたグループホームの発祥は、1980年代にスウェーデンで、認知症緩和ケアのバルブロ・ベック=フリース(Barbro Beck-Friis)博士が、これまでの寝かせきりではなく、民家を借り、認知症の高齢者と共同生活を始めたのはじまりとされています。
日本のグループホームもスウェーデンのものを模倣する形で導入されました。

「グループホーム」の注意事項

日本の介護保険制度では、グループホームといえば認知症高齢者型をさします。
その理由は、通称、ゴールドプラン21 と呼ばれている2000年度から2004年度に国が策定した計画によって、これまで設置目標がなかった認知症高齢者グループホームを、2004年度までに3200ヶ所整備すると発表したことにあります。
認知症高齢者グループホームは、2000年度に制定された介護保険法に基づく介護保険制度により、介護サービス給付が利用できるようになり、急速に普及しています。

「グループホーム」の英語表現

英語では、「a group home」と表現します。
―A group home is a facility where a small number of elderly people with senile dementia live together.(グループホームは、認知症の高齢者が少人数で共同生活する施設です。)

「グループホーム」の普及の背景にあるノーマライゼーション

グループホームの普及の背景には、ノーマライゼーションの広がりがあります。
ノーマライゼーションとは、障がい者や高齢者がほかの人々と等しく生きる社会、福祉環境の整備、実現を目指す考え方です。

1950年代にデンマークで生まれた考え方で、知的障がい者施設で多くの人権侵害が起きていたことに対して、提唱された理念です。
それまでの福祉活動では、社会的弱者を社会から保護・隔離する傾向が強かったのですが、それを反省し、地域社会のなかで自立して生活できる形の模索が始まりました。

日本では、1981年の国際障害者年をきっかけに認知され始めました。現在では、ノーマライゼーションの考え方は、国際社会における福祉の基本理念として定着しています。

「グループホーム」の課題

グループホームでは、介護職員の過酷な勤務状況、虐待、安全対策が問題となることがあります。

「グループホーム」の例文・用例

グループホーム

グループホームを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●家族がグループホームへの入所を検討している。
グループホームで働いている。

SNSでの「グループホーム」の使われ方

「グループホーム」の類義語

グループホームの類義語は、「集団生活型介護」です。
意味は、グループホームをはじめとする、専門スタッフ等の援助を受けながら、少人数、一般の住宅で生活する形態の介護のことです。

「グループホーム」の対義語・反意語

グループホームの対義語・反意語はありませんでした。