「ナイーブ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-06

「ナイーブ」の意味とは

ナイーブとは、繊細な、純粋なという意味です。
「ナイーブ」はカタカナ語では、「繊細な」や「純粋な」という意味になります。

使われ方としては「ナイーブな人」として使われることが多く、「ナイーブな人=繊細な人」として広く浸透しているのです。

さらに繊細な人というところから転じて、「繊細で傷つきやすい人」としても使われます。
ただ否定的なネガティブな意味合いではなく、単にそれを表しているか好意的に使われる点も特徴ですので押さえておきましょう。

他にも「ナイーブ」のカタカナ語単体の使われ方だと、「無垢な」という意味で使われます。
この点からナイーブが含んでいる意味の一つである、「純粋な」に繋がるのです。
使われ方や後に続く単語で若干の意味に違いがあり、ニュアンス的に使われるカタカナ語と言えます。

「ナイーブ」の語源

ナイーブの語源は、英単語のnaiveです。

ナイーブの語源である「naive」の意味は、「何も知らない、無知な」などとなります。

この英単語の「naive」にも語源があり、それはフランス語の「naif」です。
「naif」の女性形が「naive」であり、その意味は「生まれたままの」となります。
そこから転じて、「素直な」や「無邪気な」という意味で使われるようになりました。

それが英単語に転じた際に否定的な意味での使用が浸透し、「何も知らない」や「無知な」となったのです。
フランス語では好意的な使われ方でしたが、英語の場合ではネガティブな否定的な使われ方が多くなります。
日本語のカタカナ語としてのナイーブは、どちらかというとフランス語よりと言えるでしょう。

英語もフランス語も共に語源と言えますが、好意的な使われ方な点まで言えばフランス語に近いと言えます。

「ナイーブ」の間違った使い方

カタカナ語のナイーブは、時には間違った使われ方をしています。
比較的、この間違った使い方は多く見受けられるのです。
そのため誤用に注意できるよう、こちらで紹介しておきます。

間違った使い方とは、「ナイーブになる」や「ナイーブな気持ち」です。
カタカナ語の意味のまま解釈すれば、「繊細で傷つきやすくなる」や「繊細で傷つきやすい気持ち」でしょう。
ぱっと見では違和感がないように見えますが、ナイーブという単語の性質を考えると間違いだと分かります。

ナイーブとは「ナイーブな人」などのように、本来持っている性質を指す単語です。
そのため「ナイーブになる」や「ナイーブな気持ち」というような、あくまで一時的な感情には使われない単語となっています。

もしかこのように一時的な感情などにカタカナ語を当てたい場合は、「ナーバス」が適切でしょう。

「ナイーブ」の例文・用例

ナイーブ

ナイーブを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●仕事の様子から見る限り、彼はかなりナイーブ な人だよね。
●彼女は大雑把に見えるけど、実はナイーブ なところもあるんだよ。

SNSでの「ナイーブ」の使われ方

「ナイーブ」の類義語

ナイーブの類義語は、「デリケートやセンシティブ」です。
それぞれカタカナ語として浸透している単語であり、「デリケート」は「感受性が強く繊細」という意味になります。
また「センシティブ」は「敏感な」という意味です。

それぞれのカタカナ語の意味が、ナイーブの意味やニュアンスに近い使われ方をしています。
そのためナイーブの類義語には、デリケートやセンシティブが挙げられるでしょう。

「ナイーブ」の対義語・反意語

ナイーブの対義語は、「不純や鈍感」です。
意味は、純粋でないことと反応や感覚が鈍いことです。
ナイーブの意味には、「繊細な、純粋な」というものがありました。

そのためナイーブの持つ意味のうち、「純粋な」に対する対義語は「不純」となります。
またもう一つ「繊細な」という、意味に対する対義語が「鈍感」です。
ナイーブはニュアンス的に使われることが多く、対義語に関しても複数並べることが適切と言えるでしょう。