「ワセリン」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ワセリン」の意味とは

ワセリンとは、石油を原料に精製された保湿剤です。

肌の上に薄い膜を作り、皮膚からの水分の蒸発を防ぐ働きをします。
「石油」というと肌に良くない印象を持つ人もいますが、石油は天然の成分です。
石油を高い純度で精製すると、肌に悪影響を与える刺激物は除去された状態となり、肌に塗布しても低刺激な状態になります。
アトピー性皮膚炎に悩む人や、肌がデリケートな人でも利用可能です。
そのため、赤ちゃんをはじめ大人まで、すべての世代で使いやすい保湿剤として重宝されています。

「ワセリン」の色

ワセリンの色は、精製の度合いによって変わり、純度が低いものは黄色っぽく、逆に高いものは白色に近づいていきます。
中でも精製度が高いとされる「白ワセリン」は、医療用として使われるほか、ドラッグストアや薬局でも購入可能です。

「ワセリン」の副作用

ワセリンの副作用は一般的に低いとされており、唇に塗ったワセリンが体内に入るなどの程度では問題ありません。
しかし経口で体内に大量摂取すると、吐き気・下痢などを引き起こす可能性もあります。
また、肌の刺激に弱い人が純度の低いワセリンを使用すると、赤みを引き起こしたり、かぶれを起こす可能性もあります。
心配な人は、二の腕の内側に少しだけワセリンを試し塗りし、赤みやかゆみを起こさないか確認してから使用すると安心です。

「ワセリン」の使い方

ワセリンは肌の水分の蒸発を防ぐ役割を持ち、全身に使えます。

肌の乾燥を防ぐために

常温では固形なので、お風呂のあとや洗顔後に薄く塗って伸ばしましょう。
先に水分や油分が含まれた化粧品などでケアをしてから重ねるように塗ると効果的です。

乾燥によるひび割れに

手のあかぎれ、かかとのひび割れは、塗った後に手袋や靴下でカバーするとより効果が得られます。

唇の乾燥に

唇の荒れ対策にリップクリームの代わりとして使用する場合は、塗布後にラップを貼り付けておくとさらに良いでしょう。
また、口紅の上に塗って色落ち防止の役割も果たします。

日焼け後のケアに

日焼けによって、肌から水分が奪われていくのを防ぐためには、化粧水や乳液で整えた肌に薄くワセリンを塗ると効果的です。

ランニングの摩擦抑止

ランニングを習慣にしている人は、ランニングウェアと肌の摩擦で痛みを感じることも少なくありません。
走る前にワセリンを塗っておくと、こすれから肌を守ってくれます。
新しい靴を下した時に、かかとにワセリンを塗っておけば靴擦れ防止効果もあります。

花粉症対策

花粉症に悩んでいる人は、ワセリンを鼻の入り口付近に少量塗るのが効果的です。
マスクで防ぎきれなかった花粉をワセリンがキャッチし、侵入を防ぐ役割をします。

「ワセリン」の例文・用例

ワセリン

ワセリンを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●リップクリームよりワセリンの方が唇がしっとりするよ。
●乾燥で肌にかゆみがあるから、ワセリンを塗るようにしているの。

SNSでの「ワセリン」の使われ方

「ワセリン」の類義語

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「ワセリン」の対義語・反意語

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