「銜吊り」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「銜吊り」の意味とは

銜吊りとは、馬の口に装着する馬銜(はみ)を、馬の口腔内で適切な位置に保つために使用する馬具という意味です。


「はみつり」と読みます。
銜吊りは、馬の頭から顎、頬、鼻の上、そしてうなじにわたって細い幅の革でできており、馬銜を吊るための輪やリングが取り付けられています。
銜吊りは、馬銜を越して舌を出す癖(舌越し)を防ぐために使用されます。
また、馬銜の位置がずれるのを防ぐことで、騎手が手綱を操作しやすくなり、馬をコントロールしやすくなります。

「銜吊り」の歴史

日本では、江戸時代から銜吊りを使用するようになったとされています。
当時の銜吊りは、革でできたシンプルな形のものでした。
その後、素材の変化や馬銜の形状に合わせて、銜吊りの素材も形状も変化してきました。
そして現代の銜吊りは、馬銜をしっかりと固定できる構造をしており、馬の口腔内にも負担をかけない素材が採用されています。

「銜吊り」の役割

銜吊りには、以下の3つのような役割があります。

舌越しを防ぐ

馬銜は、金属やプラスチックなど、さまざまな素材で作られています。
硬い素材の馬銜を使用すると、馬馬銜を越して舌を出す癖がつくことがあります。
銜吊りを使用し、馬銜を馬の口腔内にしっかりと固定することで、舌越しを防ぐことができます。

馬銜の位置を保つ

馬銜の位置がずれると、騎手が手綱を操作しにくく、馬のコントロールが困難になります。
銜吊りを使用することで、馬銜がずれるのを防ぎ、騎手が手綱を操作しやすくなります。

馬の口腔内の傷や炎症を防ぐ

馬銜が馬の口腔内に強く当たると、傷や炎症、口内炎などを起こすことがあります。
銜吊りを使用することで、馬銜のずれを防ぎ、馬の口腔内の傷や炎症を防ぐことができます。

「銜吊り」の例文・用例

銜吊りを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●馬銜(はみ)の位置を正しく保つのが銜吊りです。
銜吊りを使っても、舌越しが治らない場合には、「舌縛り」を使います。

SNSでの「銜吊り」の使われ方

「銜吊り」の類義語

銜吊りの類義語はありませんでした。

「銜吊り」の対義語・反意語

銜吊りの対義語・反意語はありませんでした。

競馬用語

Posted by 伊藤優依