「スペック」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-06-26

「スペック」の意味とは

スペックとは、機械や人の性能や有能さを説明するときに使用する表現です。

派生語に「ハイスペック」があります。

ハイスペックとは、「性能が総じて良い、高性能である」という意味の表現です。

「スペック」の語源

スペックは元々、英語「specification」を省略してできた言葉です。

「specification」とは、「明細、詳述、仕様」といった意味の言葉です。

なお、英語圏においても、「 specification(s) 」を略して「spec(s)」 と使うことがあります。

たとえばソフトウェア開発の分野における「機能仕様」を、英語では「functional specifications」といい、略して「functional specs」ともいいます。

ちなみに「ハイスペック」は英語で、「high-spec」や「high-specification」などと表記します。

機械の「スペック」

スペックは、PCやスマートフォンなどの電子機器や、自動車などの工業製品についてよく用いられます。

製品におけるスペックは購入検討者に提示する性能表です。購入者の使用感や満足度を大きく左右し、価格にも直結します。

たとえば、パソコンであれば、

OS:Windows10 Home 64ビット
CPU:Pentium Gold G5400
メモリー:DDR4-2400 DIMM (PC4-19200) 4GB(4GB×1)
外部記憶装置:1TB Serial-ATA HDD
内蔵ドライブ:DVDスーパーマルチ

などの表示を指します。

人における「スペック」

実在の人物や二次元キャラクターに対して、「スペック」もしくは「ハイスペック」を用いる場合もあります。

この場合のスペックは性能というよりは、その人の「有能さ」を意味します。

容姿が端麗である、プロポーションがよい、運動神経がいい、仕事ができる、コミュニケーション能力に秀でている、多方面で才能を発揮している、といった長所を兼ね備えているような人を「ハイスペック」と形容します。

「スペック」の注意事項

スペックの派生語に「カタログスペック」という表現があります。

カタログスペックとは、カタログ上のスペックであり、販売元が提示した「理想的な環境で動作させた場合のスペック」のことです。

実際につかってみたらカタログスペックには程遠い性能だったなんてこともあり得ます。

人に対して「スペック」を使う際も注意しましょう。「きみはハイスペックだね」などは、言い方によっては人を見下したような印象を与えます。

「スペック」の例文・用例

スペックを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●田中くんはハイスペックな人材だ
●その作業に、このパソコンではオーバースペックなのではないか。

SNSでの「スペック」の使われ方

「スペック」の類義語

スペッックの類義語はありませんでした。

「スペック」の対義語・反対語

スペックの対義語は、「ロースペック」です。

「ロースペック」とは、性能が悪い、ポンコツ、を意味する表現です。