「DPS」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「DPS」の意味とは
DPSとは、1秒あたりのダメージ数という意味です。
「DPS」とはゲーム用語であり、ゲーム内で敵に与えるダメージを数値化ステータス化して表すための言葉となります。
DPSという言葉が主に使われているのは、ファイナルファンタジー14(FF14)です。そのため該当ゲームとなるFF14を元に、言葉を理解する必要があると言えるでしょう。
後述しますがDPSには、主に3つの種類に分類されます。
・武器ステータス
・戦闘時の統計
これらを数値化したり、ステータス化するために使われています。
こうすることでゲーム内キャラクターや武器などの、強さを測ることができるのです。つまりDPSとは、ゲーム内でのキャラクターや武器などの強さを測るための指標とも言えます。
キャラクターで言えば敵へのダメージを稼ぐ、いわゆるアタッカーへの評価のために用いられるのです。
また武器の強さや、戦闘中のダメージ総数を測るために用いられます。強さというものを、1秒あたりのダメージで換算する一種の単位と言って良いでしょう。
「DPS」の語源
DPSの語源は、Damage Per Secondです。
DPSの語源となる言葉は、英語の「Damage Per Second」となります。この単語のそれぞれの区切りごとの頭文字を取り、略した言葉がDPSです。
英語とその和訳が全く同じ意味のまま使われていますので、語源のままの意味で使われているゲーム用語と言えるでしょう。
また1秒あたりのダメージ数となるので、計算式も簡単です。例えばゲーム中の戦闘において、1分間の戦闘があるとします。
その際には1分間の戦闘時に与えた総ダメージを、60(1分間は60秒のため)で割ればDPSは算出できるのです。
例えば1分間の戦闘で与えたダメージが10,000ダメージなら、10,000ダメージ➗60(秒)=166(小数点以下は切り捨て)です。
こちらの場合で言えば、DPSは166という数値になります。
なぜDPSが必要かというと、単に一撃のダメージが大きい武器やキャラクターが強いとはならないからです。
いかに一撃のダメージが大きくとも、次の攻撃ターンまでに時間を要する場合があります。それであれば一撃が大きくなかとも、素早いターンで次の攻撃を繰り出せるものの方が良い場合があるのです。
つまり単純な一撃のダメージで測るのではなく、戦闘中の総ダメージを考慮した考え方の強さを測るための言葉、または単位となっています。
さらにFF14で使われることが多かったと述べましたが、そのほかの様々なゲームで使用される言葉です。多くは武器装備や職業を選べるような、ロールプレイングゲームで見かけます。
「DPS」の主な3つの使い方
DPSは、上述の通り主に3つに分類できるのです。
こちらはFF14を代表とする使われ方ですが、似たシステムのゲームであれば同じように使うことが可能です。
ロールとして
こちらは、ゲーム内のアタッカーと呼ばれるクラスジョブ(職業)に用いられるものとなっています。
アタッカーの中でも近くの敵を攻撃し、ダメージを稼ぐものを「近接DPS」と呼ぶのです。また反対に遠くの敵へダメージを与えるものを、「遠隔DPS」と呼びます。
このそれぞれのDPSが高くなるよう、バランス良くパーティを組む必要があるという一つの指標です。FF14に限らず、職業をの選択やパーティを組むタイプのゲームで使われています。
武器ステータスとして
こちらはキャラクターや職業ではなく、武器にスポットを当てたDPSです。
こちらを算出することで、一撃のダメージではなく戦闘におけるダメージの総量を考えることができます。
このことで一撃が重いものの行動ターンが遅いので武器と、一撃は軽いものの行動ターンが早いものが同じ評価となるのです。
こうした総合的な評価や考え方を武器に対してするために使われるのが、武器DPSとなります。
統計データとして
こちらは単純に、一戦闘の間に与えた総ダメージを秒数で割って算出します。
職業やキャラクター、武器装備などの全体の総評をする際に使われる数字です。
とはいえダメージを与えるアタッカーだけでは、ロールプレイングゲームなどは成り立ちません。サポート役となるキャラクターや、職業をパーティに入れる必要があるのです。
アタッカーの総評はこの統計DPSで測れますが、実際はサポート役なども必要なため単純に統計DPSだけでは強さを測りきれないと言えるでしょう。
「DPS」の例文・用例
DPSを使った例文・用例を紹介します。
●結局一撃が軽くても、こちらの武器の方がDPS の効率は良くなるよ。
●アタッカーの職業選択時は、DPSを重視する必要がある 。
SNSでの「DPS」の使われ方
持続系スキルのDPS追加した(パフューマ―以外は攻撃速度による変化に対応してないけど)
計算式は単純
ピュアなら「攻撃÷速度」
信頼なら「(攻撃×信頼ボーナス)÷速度」
素質なら「(攻撃+信頼ボーナス)×素質ボーナス÷速度」
スキルなら「(攻撃+信頼ボーナス)×素質ボーナス×スキルボーナス÷速度」 pic.twitter.com/lUWr27IYhD— 堕眠@ゲーム旅人 (@DeepSleep6) February 13, 2020
なんでタンクがアタッカーのDPS超えてるんだ
— のすたるしあ (@north_game0102) February 13, 2020
「DPS」の類義語
DPSの類義語は、「DD」です。
意味は、ダメージディーラーとなりダメージを与える役割のキャラクターを指しています。DPSは本来であれば、アタッカーの強さを測る指標です。
しかしこの類義語である「DD」のために、間違った使い方をされるようになりました。
DPSはアタッカーに限って使われる言葉ですが、DDはダメージを与えられるものであればアタッカーに限りません。
いずれも攻撃力を表す、火力を意味する類義語のためにごちゃ混ぜになったのだと思われます。
DPSと異なり、仮にサポート役であっても火力があればDDを使うのです。
しかし同じように火力を意味していることから、このDPSとDDを混同している礼を多く見かけます。
火力の観点で強さを測る基準には変わりませんが、類義語であっても使う対象が異なるので正確に理解をする必要があると言えるでしょう。
「DPS」の対義語・反意語
DPSの対義語は、「一撃の攻撃力」です。
意味は、一撃で与えることのできる攻撃数を表す力です。
DPSは1秒間で与えるダメージであり、特定の時間内で与えられるダメージの総数を表しています。それに引き換え一撃のダメージ力とは、あくまで一回の攻撃で与えるダメージのみを表しているのです。
その一回の攻撃力だけでは測れない強さを表すための単位がDPSなので、対義語として挙げることができます。